買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

幻の蝶を追う時間

今年、小説執筆を復活させてから

カフェだけでなく

大学の図書館にも

行くようになりました。

この大学の図書館は

在校生の他は

卒業生や関係者のみしか

入館することができません。

 

卒業生が利用するには

校友会カードという

OB専用のカードを作るか、

大学のクレジットカードを作るかの

二択になります。

しかし、いずれにしても

校友会費、年間5000円というのを

支払わなければなりません。

 

現時点で

私はどちらのカードも

作っていないため

申請から1ヶ月限定で

入館できるという仮の証明書を

事務局で発行してもらっています。

これは無料ですが、

事務局の営業時間が短いので

作りづらいのと

1ヶ月は結構短いので

利用するたびに

作るということが多く

面倒くさくもあります。

 

とうことで

カードを作るか作らないか

今非常に迷っています。

理由は

まず年会費が高いというのと

むやみにカード類を

増やしたくないのと

利用する頻度が

そんなに多くないからです。

行くとして、月に一回程度でしょうか。

カードを作れば

もっと行くかもしれませんが。

 

そこまでして

大学図書館に行かなくても

区立の図書館、

物足りなければ

国会図書館に行けばいい

と言われそうですが

そういった図書館は

座席スペースが非常に少ないです。

 

特に区の図書館は

朝一で行かなければ

席はとれません。

それから、

当然ながらこのような

公共のスペースは

様々な方がいらっしゃいます。

 

ある図書館の入り口に

”飲酒後・または異臭を発している方の

ご利用はご遠慮ください。”

とはっきり書いてあって

びっくりしましたが(笑)

真冬や真夏など

過ごしにくい季節は

特にそういった方の利用が

多いようです。

 

その点、

大学図書館なら

利用者がかなり

限定されていますので

異臭に耐えられず

席を移動、

ということも

まずありません。

 

地上4階、地下2階まで

座席もかなりの数で

試験前以外は

取り合いになることは

ありません。

開館時間も

平日は午後10時までと長く、

仕事帰りにも

寄りやすいです。

 

そして何より、その蔵書数です。

550万冊を超えるとの事。

いろんな本棚を

探検みたいに歩いて

自分の興味の範囲外の本に触れる、

蔵書が多いからこその楽しさ

意外な出会いが

図書館の魅力の一つだと思います。

 

特に好きなのは

地下2階の研究書庫にある

西洋絵画の

大判の図版です。

自分の体の半分以上の

大きさの図版を抱え

閲覧用の広々とした机を

贅沢に使って

見入ってしまいます。

 

文学作品なら

貸し出し禁止の古書も

置いてあります。

自分では買えない、

家には置けない、

そんな本に触れることは

図書館を利用する

醍醐味ですね。

 

こういった空間を歩くだけでも

ワクワクします。

書店とは違う、

特有の本の匂いが

気分を高揚させてくれます。

 

そこまで好きなら

カード作ればいいじゃん。

友達にも言われました(笑)

 

なぜ迷っているか

さらに考えた時、

引っかかっているのは

カードを増やしたくないからではなく、

年会費でもなく、

なんだか自分が

大学時代の自分に

しがみついているみたいで

ただ、

懐かしむという

距離感を保てずに

のめり込んでしまいそうで

今の生活を

おろそかにしてしまんじゃないか、

現実逃避しているんじゃないか、

と感じているから。

なのです。

 

不完全燃焼の大学時代。

いくらあがいても

戻れないのに

それを取り戻したいという

気持ちの表れじゃないのか?

前向きに見えて

実は後ろ向きな行動じゃないのか?

私が惹かれているのは

550万冊の蔵書ではなくて

大学時代の自分の、

20歳、という若さじゃないのか?

 

幻の蝶を追う時間って

それはそれで

時にはいい。

でも、ほどほどにした方が

いいのですよね。

この歳になると

時間の使い方を

考えて行動したいし。

元気に歩けるうちに

厳選したやりたいことを

やっていきたいから。