買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

買い物依存から抜け出るきっかけ。とりあえず他の何かに依存してみる。

小説創作がスランプになった

15年前くらいから

純文学・大衆文学に限らず

小説を読むことが苦痛になっていました。

 

元々、活字を読むのがすごく遅いです。

遅いだけじゃなく、

とっても気が散りやすいのです。

だから通勤で読むとしたら

意味を深く追わなくてもいい実用書や

ビジュアルブック、

例えばミニマリスト本など。

 

しかし最近、小説創作が

再び軌道に乗り始めて、

本を読む集中力も

少し復活してきたようで

久しぶりに村上春樹の本を

通勤中に読みました。

 

村上春樹

高校時代から大学時代まで

特に初期の作品が好きで

憧れていました。

作風は賛否両論だけど

独特の空気感は唯一無二です。

ただ、アンダーグラウンドという

地下鉄サリン事件のインタビューを

扱った本が出たあたりから

何となく離れていました。

 

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 

 

今さら、これ読みました。

でも私には新しかったです。

いろんな意味で意外な内容でした。

 

まず、何だか読みやすくなっているw

特有の春樹節は

ちょいちょい出てくるのですが

何より現実的になっている。

よく言われる虚無感、

唐突な設定や展開、

キザな雰囲気などは

かなり薄くなっている。

 

実在の地名やメーカー名を

はっきり設定していることにも

驚きました。

多分、少なくとも

初期の春樹の空気を作っていたものは

『どこにもない、どこか』

という匿名性にもあったと思うのです。

 

今回はそういうアプローチじゃないんだな、

と思いましたが、

私が随分と読書から離れている間に

作家には当然変化があり、

今ではこういう作風がメインになったのかも、

とも思いました。

それを知るためにも、

1冊ずつ、未読の村上春樹

潰していこうと思っています。

 

急にこういうことを始めたのは

買い物依存から離れるためでもあります。

買い物以外のものにハマると

買い物のことを考える時間自体も減るからです。

 

これは経験上分かっていることですが

何かにハマることで

買い物依存が完全に治るわけではありません。

ハマりもののブームが過ぎれば

また買い物のことを考えるようになります。

ここが普通の人と違うところです。

 

つまり、一時的に何か他のものに依存する、

という依存先を変えているだけなので

根本解決ではないのです。

ベストなのは、

何にもハマってなくても

買い物のことを普通に考えられるように

なることです。

 

それは極端に買い物を避ける、

という態度でもありません。

Tシャツに穴が開いたから買う。

このスカートは可愛いけど

似たものを持っているから買わない。

そんなニュートラルな姿勢が

私の理想です。

 

でも一気にそこを目指すのは

ハードルが高い。。

とりあえず、買い物から離れる、

そこだけをポイントにしようと思います。