買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

カレン本再読。断捨離はやはり、心の問題に終始する。

断捨離したい、片付けたい、

と思っているけれどなかなかできない。

私も含めて、そんな人を

阻んでいるものは、自分自身の心です。

 

使う使わない、ときめくときめかない、

そうやって判断まではできたのに、

でも手放すということが、できない。

 

手放すという行為自体は

ごく簡単なことです。

新品同様のものであれば、

売ったり譲ったり、

使用感のあるものなら

地域の分別に従って

ゴミに出すだけです。

 

でもそうしないのは、自分。

高かったから?

もったいないから?

思い出を失いたくないから?

 

この思い出、というのが

いちばんやっかいです。

思い出を手放したくないから、

捨てられない。

でも

いちばん手放したくないものは

過去の思い出なのか、

それとも、

現在、未来の自分の

新しい人生なのか。

 

そもそも、

私は何で断捨離しようと思ったのでしょうか?

何が自分にとってのゴールなのか。

もう一度考えてみました。

 

最初は漠然と、

部屋が汚いからスッキリさせたい、

服の買い物依存を治したい、

怠惰な生活態度を改めたい、

などと思ったのがきっかけです。

 

でもその気持ちを

もっと深く掘り下げてみると

今の自分に満足していない、

過去に失った時間を忘れられない、

という二つの根幹がありました。

非常に後ろ向きです。

 

それを変えたい、

過去でなく現在と未来を

しっかりと充実させていきたい。

今はそれが目標です。

 

昨日、カレンキングストン

『ガラクタ捨てれば自分が見える』

を再読しました。

まだ断捨離がブームになる前に

読んだもので、

断捨離、ミニマリスト本の

先駆けと言っていい本です。

 

この本は風水整理術、

となっていますので

占いに興味がない方は手に取らない

かもしれませんが、

それで終わらせるには勿体無い本です。

 

実際、私も占い風水関係、

一切興味がないのですが

この本を読むと

どんなものが自分にとってのガラクタなのか、

そこかから考えさせられます。

 

『これを見たり思い出したりしたら、

私は元気になるかしら?』

私が知り合ったある女性は、

引き出し何段分も古いクリスマスカードと

誕生日カードでいっぱいになっていて

これらには思い出があるから

とても捨てることはできないと

思い込んでいました。

ですが実際に彼女がそれを手にとって

読み始めると、

彼女は幸福だった日々を思い出して

どんどん悲しくなっていきました。

 

うちには過去関するものが多いです。

いい思い出とは何でしょうか?

”いい思い出”が

必ずしも今の自分を

楽しくさせるとは限らず、

昔に戻りたい。

と悲しい気持ちにさせることもあるのです。

私の場合がそれです。

 

今の自分が嬉しくなるもの、

元気になれるもの

気分が高揚してハッピーになれるもの。

そういうものだけを

残しなさい、というのが

カレンの教えです。

それが何であっても

見ていて悲しくなるようなものは

思い切って手放しがほうがいい、と。

 

私はまだそういった思い出のものを

まだ捨てられないでいます。

具体的に言うと、

大学時代3年くらい不定期につけていた

日記数冊。

そして、大学のサークルの部室ノート。

 

これは部室に、

何十冊と溜まって放置されていたのを

卒業する時にこっそり一冊

抜き出してきたものです (^◇^;)

このサークルは数年後、

後継者が途絶えて

無くなってしまったので

これが現存する最後の一冊かと思います。

私と同じように

こっそりノートを

持ち帰った人がいなければ。

 

カレン本は風水が中心ですが、

カレンの言う、潜在意識の話、

表面上、自分の意識にはなくても

潜在意識で気にかかっているものがある限り

今に集中出来ない、

というのは理にかなっていると思うのです。

部屋は表面上片付いているのに、

なぜか心がすっきりしない。

それは、潜在意識で何かが引っかかっているから。

 

特に、過去のもので、

悲しくなるもの、今を否定したくなるものは

自分のパワーを削ぎます。

そして過去のものを

管理しているということは、

その分、精神的なキャパを狭め、

現在、未来に当てられるべき余裕を

奪ってしまうのです。

古いものが居座っている限り、

そこに新しいものが入ってくる

余地はない、ということです。

 

最後に、迷った時のカレンの一言を。

 

『あなたの選択はすべて正しい』

たとえあなたが後で捨てたことを後悔したとしても、

それを処分する選択をしたのはあなたの内側にいる

『大いなる自己』ですから、時間が経つにつれて

それが手元を離れなければならなかった理由のあったことを、

理解することができるでしょう。

  中略

あなたの選択は、全て正しい選択なのです。

本当に大切なのは、

選択ではなくてあなたがそう決めた理由です。