買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

買い物依存症のきっかけ 1 友人の裏切り

買い物依存を

表面的でなく

根本的に解決したくて

その発端はなんだろう、と

昔のいやな出来事を

振り返っています。

 

大学4年間、

ずっと一緒だった

友人との絶交。

そして

小説執筆の不振。

その二つが

主なきっかけだった

と思います。

 

親友、とこちらで

思っていても

相手はそう思っていなかった

かもしれません。

 

実際、

4年間の中で一度

大きな裏切りが

ありました。

 

それでも私は

彼女から

離れられませんでした。

 

こうやって

正直に書くことは

惨めな自分の人生を

自分で認識する行為で

古傷に塩を

塗るようなものですが

書くことでしか

消化できない

気がするので

書きます。

 

当時大学1年生でした。

私には付き合っている人が

いました。

彼はサークルの先輩です。

 

親友Aちゃんも

同じサークルで

彼のことは

私が付き合う以前から

知っていました。

 

私が彼のことを好きと

知っていたAちゃんは

うまくいくといいね、

と言ってくれました。

 

しかし彼に告白され

付き合うようになると

Aちゃんは、

 

『彼、本当は

前の彼女が

忘れられないって

こないだ言ってたよ。

あなたとは

惰性で付き合ってるって。

そんな人でいいの?』

 

そう私に

助言しました。

 

当時私は

九州の田舎から

出てきたばかりの18歳。

そして

恋愛経験は、ゼロ。

単純な私は

Aちゃんは私のことを

心配してくれて

教えてくれたんだ、

そう思いました。

 

そこから

私のモヤモヤが

始まり、

彼とどこかに

出かけても

しっくりいかず

三ヶ月足らずで

自然消滅しました。

 

決定的な出来事は

Aちゃんが

高校の時の友達、

という

女子大のBちゃんを

サークルに

連れてきたことでした。

 

サークルで

大学主催の

イベントに

行く企画があり

その際に、

AちゃんがBちゃんを

呼んだのですが、

当時、サークルの

幹事長だった彼と、

女子大のBちゃんは

結果的に

ふたりきりで

イベントに

行くことになりました。

 

私は当日

バイトのため

もともと不参加。

当初は何人か一緒に

行く予定だったのが

それぞれ偶然

ドタキャンになり、

最終的に

ふたりだけになった、

とAちゃんから

電話で言われました。

 

『大丈夫?

ごめんね。

私がBちゃん

連れてきたせいで。。』

電話口のAちゃんの声は

心配そうです。

 

『Aちゃんの

せいじゃないよ。

しょうがないよ。

Bちゃんは、

他大から来てもらった

お客さんだもん。

彼は幹事長だから

断れないでしょ。』

 

そう言うのが

精一杯。

悶々として

行くはずの

バイトもドタキャンして

家に閉じこもって

いました。

 

その後の話で

結局、そのふたりは

何もなかった

ようなのですが、

それをきっかけに

私の心が

折れてしまって

サークルに

行くことも

なくなりました。

 

そんなある日

彼女から

電話がありました。

 

『最近、部室に来ないね?

みんな心配してるよ?』

『ごめんね。

あんまり体調が

良くなくて。』

『そうなんだ?

もしかして、

こないだの

イベントのこと、

気にしてる?』

『ううん。

もう終わったことだし。』

 

気にしてる、

とは言えませんでした。

 

『そもそも、

気にしても

しょうがないよ。

みんな偶然

ドタキャンなんて

どうしようもないよ。

ただ、

サークル内恋愛自体に

疲れただけ。』

 

『本当に、

偶然だと思うの?』

 

『・・・・』

 

急にAちゃんの

声色が変わり、

クスクス

笑い声が聞こえました。

 

『偶然なわけ

ないじゃん。

あんた、馬鹿?

あのね、

みんなに

ドタキャン

させたのは、私。

イベントは、

実は、彼とBちゃんを

くっつける企画で、

あなたはもう

別れる気満々で

逆に協力してるくらい

なんだよ、って

みんなに言ったの。

だから

みんなは悪くないから。

責めないでね。』

 

頭が真っ白、

と言うより、

今まで何度か

引っかかることが

あっても

気づかないふり、

蓋をして押し込めていた

疑問のピースが

ピタリとはまった、

感覚でした。

 

『二人だけで

行くって教えた時の

あんたの反応、

超ウケた。

一生懸命、

気にしないように

やせ我慢してるんだもん。

惨めすぎるー。』

 

クスクスは

いつの間にか

ヒーヒー笑う声に変わって、

 

『今も、そうでしょ。

今も、取り繕ってるけど、

すごい傷ついてるでしょ?

自分は惨めじゃない、

っていう、虚栄心??』

 

彼女が何を

言っているのか

もう頭には入って

きませんでした。

 

一つだけ、

聞きたい。

何で、そんなことを

するのか?

本当にそれだけが

疑問でした。

 

『あんたみたいな

パッとしない

田舎のガキが、

何で彼と付き合うのよ。』

 

その言葉を聞いて

やっと理解

できました。

彼女も、彼が

好きだったんだ、と。

 

それ以来、

サークルには

行かなくなりました。

けれど何故か、

何故か、私は

Aちゃんとの

交流を

やめませんでした。

 

ここまでのことを

されたら、

普通は

そこで没交渉

だと思います。

それが正しい、

とも思います。

 

それでも私が

彼女から

離れられなかったのは

彼女と私との

唯一無二、

とも言える

感覚の驚異的な

シンクロ、を

私が手放せなかったからです。

 

次回に続きます。