買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

モノ選びの目。

先日、表参道の

デルヴォー

お邪魔しました。

 

世界最古の

ラグジュアリー

レザーブランド。

エルメスよりも

歴史は古く、

一つの製品を

熟練の職人さんが

一人で仕上げる

ベルギー王室

御用達のブランドだそうです。

 

そんなデルヴォー

アイコンバッグ、

ブリヨンは

1958年から

ずっと販売されている

デザインだそうです。

 

 

ワンハンドルで

かぶせの蓋、

というクラシカルな

デザインや、

日本では

あまり知名度がなく

持っている人が

多くないところも

素敵です。

 

デルヴォーについて

調べているうちに

中谷美紀さんの

『ベルギーらしさとの出会い』

という動画に

行き着きました。

 

ベルギーというより

ほぼデルヴォー探訪、

という内容です (^_^;)

 

そこで中谷さんが

白いタンペートという

バッグを勧められていて

『素敵ですね』

『触れるのを

躊躇うくらい

白くて清潔で。』

と大絶賛されていましたが、

 

私はそれを見て、

中谷さんは

このバッグを

選ばないだろうな

と思いました。

 

というのも

中谷さんは

この番組の中で

バッグ選びの

基準として

『10年、20年と

一緒にいたいと

思えるかどうか』

とおっしゃっていました。

 

私物でブリヨンを

所有されていて

いつも使っています、

と言いながら、

お直しに

出されていたのですが

実際それは

黒のボックスカーフ

のミニサイズでした。

 

日常では

さっと斜めがけして

気軽に外出でき、

かしこまった席では

ストラップを外して

腕にかけたり、

手に持ったり

多様できるサイズ感と

お色も

どんな席、

どんな服でも

違和感のない黒。

 

白いバッグは

夏には爽やかで

冬にはリッチ。

確かに素敵です。

 

私もそう思って

ヴァレクストラの

白を購入しました。

サイズも23センチで

普段使いも

かしこまった席も

使える、と

やはり考え

購入を決めました。

 

実際、

従姉妹の結婚式や

たまにある友達との

お出かけには

重宝しました。

 

しかし白は

買った時が

いちばん綺麗な色です。

エイジングで

味が出るタイプの

色ではありません。

 

白いヴァレクストラ、

購入して2年くらい

経ちますが

白という色は

汚れだけでなく

衣服からの

色移りも

気になるし

持っていると

疲れます (⌒-⌒; )

 

結果、

バッグの形、

大きさとしては

使い勝手はいいのに

思ったほど

普段には

使っていません。

 

ヘビロテする

前提で

思い切って買った、

高価なバッグ。

ちょっと後悔しています。

 

白に限らず

淡いピンク、

水色などの

パステルカラー全般、

買った時が

いちばん

美しい色だと

思います。

 

色として

綺麗でいられるのは

せいぜい2〜3年、

と思うと

パステル調のバッグを

どうしても欲しい場合は

高価なバッグではなく

一万円以内で買える

合皮のバッグで

充分では

ないでしょうか。

 

お手頃な価格で

色を楽しんで

2〜3年で

合皮の寿命とともに

手放すと

割り切っていれば

いい気分転換に

なりそうです。

 

対して

黒や、茶、

落ち着いたベージュ、

ボルドーなどは

革のエイジングによって

買った時とは

別の深みが

生まれます。

 

傷さえも

その存在感に

迫力を与えてくれます。

経年変化していくのが

楽しみになる

お色です。

 

だからこそ

自分が一生

寄り添いたい

バッグには

このような落ち着いた

トーン、

飽きのこない

シックな色を選ぶと

愛着もひとしおだと

思います。

 

『ベルギーらしさとの出会い』

 を見て、

中谷さんは

そういったことを

よくわかって

いらっしゃるんだなあ

と密かに心を

打たれました。

 

と同時に

お金があるからといって

全ての人が

気分のままに

バッグを

取っ替え引っ替え

するわけでも

ないんだなあ、

と感心してしまいました。

 

もちろん、

実際の中谷さんが

どうなのかは

私の知るところでは

ありませんし、

私は中谷さんの

信者とかファンという

わけでもないのですが、

 

ただ一つ、

白いタンペートを

勧められて

素敵ですね、

綺麗ですね、

とお店の人と

流暢なフランス語で

会話しながら

ブランドや

商品を立てながらも

軽やかな笑顔で

お勧めをかわす様は

スマートで

優雅で

さすがだな、と

思いました。

 

中谷さんの

落ち着いた

モノ選びは

女優として

いろんなブランドを

身につける機会の中で

培われた

審美眼ゆえでしょうか。

 

奇しくも

同じ年齢の私 (~_~;)

比べるのは

おこがましいのですが

中谷さんの

ぶれないモノ選びに

対し、私は

右往左往している

ばかりで

まだまだ

修行が足りないな

と思わせられた

動画でした。

 

表参道で見た

ブリヨン。

カジュアルも

正式な場もいけて

分かりやすすぎる

ブランドにありがちな

嫌味っぽさもなく

でもきちんとした

存在感がありました。

 

シャネルのマトラッセではなく

ブリヨンを

買ったほうがいいのかな?

などとブレ始めるほどです。

 

相変わらず

影響されやすい私 (^_^;)

一生ものの

バッグの候補として

とりあえず

欲しいバッグリストに

追加しますw