買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

迷ったものは買わない。

いつの頃からか

『迷ったら買え』

を実行していた私。

 

値段が高い、

その金額を

払ってまで

欲しいか

分からない、

そもそも

本当に

欲しいのか

分からない。

 

少しでも

迷いがあれば

買わないという

選択が

普通なのでしょう。

 

私も頭の片隅では

わかっている

つもりなのに、

でも、

買うことを

選択してしまう。

 

何かを

振り切るように。

 

その感覚が

いちばん

近いように

思います。

  

買わないことで

後悔したくない。

やっぱり買おうと

思った時に

手に入らない、

ということだけは

避けたい。

 

買って後悔、

のほとんどは

お金を失った後悔。

お金はまた、

稼げばいいものだから。

 

とにかく

買う買わない、

について

きっぱり決着を

つけたい、

この決着の場から

いち早く逃れたい。

 

このことを

いつまでも

考えていたくない。

 

考えたくない、

だから、買う。

 

その時の心理を

書き出してみると

異常だということが

よくわかります。

 

もうこれは

買い物の

目的を

逸脱している、

とういうか、

 

必要だから買う、

欲しいから買う、

のいずれからも

遠く離れた

心理状況で

 

何かに

追い詰められ

それから

逃れるための手段が

買う、

という行動で

 

逃れたいって

私は一体、

何と戦って

いたのでしょうか(笑) 

今は

そう思えるところ

までは、

きました。

 

今でも

『これ以上

考えたくないから、

終わらせたいから』

という衝動は

時々あります。

 

しかし

さすがに20年近い

買い物依存の

歴史の中で、

このような

逡巡を振り切る結果

 

買ったもので

心から

良かったと

思えるものは

ほとんどない、

とうことを

頭だけではなく

心や体も

納得しつつあり、

 

最近は

『迷ったら買わない』

を実行できるように

なりました。

 

でもこれ、

私の場合は

実行するのに

とてもパワーが

必要です。

 

もうほとんど

買おうとしている

瀬戸際で、

誰かが

ぽんっと

背中を押すと

すぐに

買ってしまいそうな、

そのギリギリで、

 

ひたすら

心を無にして

『もう少し検討します』

と口に出して

言わせる、

という感じなのです。

 

自分の口に、

『言わせる』

とういう感覚。

 

体が、

脳から切り離された

遠隔操作の

ロボットみたいです。

 

買ったほうがいい、

買わなかったら

後悔するのでは、

という心の叫びを

一切無視して

『言わせる』

のです。

 

たったそれだけ

のことが

私にとっては

普通の方が

想像する以上に

大変です。

 

以前、足の裏に

釘が思いっきり

刺さったことが

あるのですが (゚o゚;;

それを

自分で抜く

感じに似ています。

 

自分に刺さった釘を

自分で抜くのって

びっくりするほど

痛いこと、

ご存知でしょうか(笑)

 

たった2センチ。

刺さっただけで

激痛です。

そしてそれを

抜くことには

更なる激痛が

伴います。

 

まず、

抜こうと思っても

痛すぎて、

体に力が

入らないのです。

 

痛すぎる。無理。

でも、

絶対に抜くことが

正しいということは

わかりきっている。

 

でも自分では

無理。

無理かもしれなけれど

やるしかない。

 

ふにゃふにゃの指で

苦しみに喘ぎながら

引っ張る。

その瞬間は

目も見えないし

鼻もなぜか効かないし

ひたすら無心。

その感じです。

 

お店に行かないのが

いちばんの

買わない方法ですが、

 

『欲しいと思っても

買わない』

という選択が

できるようになって

初めて、

少し普通の

消費行動に

近くなるのかなあ、

と思っています。