買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

モノを大切にしてみる。

こないだ長崎に帰省したとき

小学校の卒業アルバムを見ました。

もう誰とも付き合いがないので

こんな子いたな、っていう感じで

思い出していたのですが

中でも、舞ちゃんという子が

今更ながら興味深かったです。


舞ちゃんは、可愛くて

男の子にも人気でした。

でも今、改めて卒アルを見てみると

顔は、正直、普通かな。。

同じクラスに、もっと可愛い子が数人います。

でも、ダントツでモテていたのは舞ちゃんです。


だって、舞ちゃんはとにかく魅力的なのです。

いつもニコニコしてる。

人と話すとき、きちんと目を見る。

動作が、とにかく女の子らしくて丁寧。

プリントを配るときなど、

きちんと両手で

「はい、どうぞ。」

と渡してくれるのです。

なんていうか、全てが上品。

子供心にみんなそう思っていたと思います。


小学校は完全に私服です。

今思うと、持ち物とか、

貧富の差が結構わかる

厳しい環境だったかもしれません。

舞ちゃんはすごくお洒落なのですが

よく見ると、

同じ服を上手く着まわしているのです。


一週間に3回同じスカートだったり。

でも、コーデが微妙に違う。

髪のリボンとブラウスが違ったり

カーディガンを重ね着してベルトをしていたり。

その程度のちょっとした違いなのに

なんだか素敵でお洒落です。

多分、服の数だけなら

私の方が断然多く持ったいたのに

私は全然お洒落じゃなかったです。。


そして何より、

舞ちゃんの服やハンカチは

きちんとアイロンがかっていたり

お手入れされているのがわかる

清潔感がありました。

私が着ている洗いっぱなしの

シワだらけのTシャツとは大違いです(笑)


いちどだけ舞ちゃんの家に遊びに行ったことがあります。

お父さんの会社の狭い社宅で

部屋は二つしかありません。

学習机はひとつだけしかなく、

お兄ちゃんと一緒に使っていて

決して裕福な感じではなかったけど

お部屋はとても綺麗。


子供のいる家とは思えないくらい、

モノが出ていない!

ランドセルや本類は

カラーボックスにきちんと収納されていました。

自分で作ったというレースのコースターに

ジュースを乗せて出してくれ、

お手伝いのご褒美に

毎月一冊だけ買うのを許されているという

雑誌『りぼん』を見せてくれたのが

とても印象的でした。


タイムスリップする感覚で思い出しましたが

舞ちゃんの姿勢に学ぶこと、

多いなあと思います。

まず、自分に与えられた環境で

できる限りのことをしてみる。

高い、安い、に関係なく

モノを大切に扱うということ。


ミニマリストを目指すことで

お気に入りのモノ、

厳選すること、

という考えに囚われがちですが

いや、それはそれでいいんだけど、

それとは別に

特にお気に入りでなくても

縁あって目の前に存在するモノを、

まず大切にしてみる。

そういうことも、重要。

自分の心のためにも。


舞ちゃんは小学校卒業と同時に

お父さんの転勤で東京に引っ越していきました。

今頃、素敵な奥さん、になっていそうです。