買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

ケリーを持つということ。その1

ハイブランドのバッグで初めて買ったのが

エルメスのケリー32。

と言っても私は正規のブティックや並行輸入店で

新品の状態のものを買ったのではなく、

ブランドショップで中古を購入しました。

 

もちろんエルメスで新品のケリーを買えたら

ものすごい達成感、満足感だと思いますが、

ケリーは店頭に普通に売っているバッグではないし、

欲しいケリーに巡り合えるほど、自分に運があるとは思えないし、

何より、100万超えのバッグは自分には手が届かない!

と思ったのでこの決断をしました。

 

私が買ったのは90年代のケリーで

ボックスカーフという種類の革、

ルージュアッシュという深い赤の色です。

 

中古ですから、最初から表面のスレや色落ちは

多少あったものの、購入から6年経った今、

ハンドルの根本がちぎれかかっているのを発見( ̄▽ ̄;)

 

えーー。

エルメスっていい革だからおばあちゃんから孫まで

使える長持ちな良いバッグじゃないんだっけ??

私の使い方が荒かったのかな( ̄▽ ̄;)

使用頻度は、買った頃は週に2回くらい、

最近では月に1回くらいで

ケリーをお持ちの他の方に比べると

使ってはいるのかな?と思いますが。

 

何はともあれ、エルメスに修理の見積もりに

行ってみました。

すると、概算ですが約16万、とのこと。

 

た、高い!!

 

エルメスさんだから、もちろん覚悟はしていましたよ?

でもねえ、10万以下で抑えたかったなあ(笑)

なんせ、今は無職の身ですからw

 

16万かあ。16万ねえ。。。

 

こんなふうに感じるような人は

ケリーなんか持っちゃいけないんです。

こういうのがほんと、分不相応っていうんですよね。

身の丈に合わない愚かな買い物です。

でも欲しかったんですw

 

16万あったら皆さんなら

何を買いますか?

ハイブランドのバッグは無理かもしれないけれど、

例えばロエベのお財布、

ティファニーのバイザヤード、

いやいや、物でなくたって、

場所によっては海外旅行もできそうです。

 

と、そんなことを考えてもしょうがないのですが、

高いと感じたので、店員さんに修理の内容を伺いました。

まず、私が直したいのは、ちぎれたハンドルでしたが、

 

①ハンドル交換(新しいハンドルを作る)

②金具交換(今の仕様の金具に変える)

③付け根革交換(バッグ本体についている革も新しくする)

④金属プレート交換(バッグ表面中央の金のプレート)

⑤本体ステッチ縫い直し

(本体を一度一枚の革の状態に戻して、また同じ針穴を通して形成し直す)

 

ここまでやるんです。

そりゃあ16万してもしょうがないよーー!!

と心の中で叫ぶ(自分が出せるか出せないかは別としてw)

 

ハンドルだけ、ちょちょっと取り付けて、

などということはできないというか、

しないんですね(当たり前か。。)

 

ケリーの中を見るとわかるのですが

内側にハンドルを取り付けたステッチの跡はなく、

もう一枚綺麗な革で覆われています。

だから、ハンドルを直すとなると、

この裏革ごと剥がさねばならない、

それで本体ステッチを全て解いて縫い直す、ということになるそうです。

 

ここまできちんと修理してくれたら

再び安心して使えそうですね。

だからこれでまた何十年安心ですよ、

ということなら、頑張ってもこの修理をする意味は

あると思います。

 

でも、私は買って6年で、こういう状態になりました。

ちょっと年代物だし自分も使い方がよくなかったかもしれない。

けれど再び10年以内に、

何らかの修理が必要になったらどうしよう?

また何十万と修理代がかかるかもしれません。

それは正直、厳しい。。

 

そう、バッグも時計も、

買ったら終わりじゃない。

メンテナンスが必要です。

それを含めて、ハイブランドを持つか持たないか判断するべし。

思慮深く聡明な諸君は肝に命ずること!

私みたいにならないようにね〜笑

 

ということで、

この先何回か修理があるとするなら、

エルメスで修理するのは厳しい。

街の修理屋さんをあたってみるか。。

でもよりにもよって、ケリーを街の修理屋さんに出すなんて

万が一仕上がりに納得できない場合の衝撃は計り知れない!

しかも他社の手が入ったものは

もう二度とエルメスで面倒をみてもらうことはできない。

でも定期的に16万支払うことは現実的ではないし。。

 

心揺れつつ、次回に続きます!