ミニマリストへの第一歩。今あるモノを使う、ということ。
昨日、トートバッグが欲しい、
と書いたのですが
その後、
押入れの片づけをしていたら
こんなものが出てきました。
タイミング良すぎて
神の啓示としか。。w
あれが足りない、
これが足りない、
と安易に買い物をするな。
まず持っているモノで
どうにかできないか考えろ。
神様、
そういうことでしょうか (^_^;)
だけどこれ、
いつどんな時に
もらったものか
全く思い出せないです。
地域のイベントか何か？
自分が買った訳ではない、
ことは確かですが。
ペラペラな生地の
エコバッグですが、
目的としている
本を入れるサブバッグ、
という用途だけを考えると、
これで事足ります。
そんな訳で
今朝は早速
このバッグに
図書館で借りた
吉田修一の小説を入れて
通勤しました。
世田谷シルバー人材センター。
これを通勤ラッシュで
持っている人、
エルメスやサンローランと
二個持ちする、という人、
まず私だけだと思います（笑）
でも色味はアイボリーだし、
どんなバッグとも
相性ばっちりですw
このバッグが汚くなったら
また考えたいと思います。
ミニマリストって
モノを厳選して
あまり使わないもの
気に入っていないもの、
などを捨てまくる
イメージですけれど、
よく考えたら、
モノが家に入ってくること自体を
まず制限するのが先ですよね。
いくら捨てても
その分、モノを買っていれば
持ち物をミニマムにすることは
できません。
全てを手放して、
一からお気に入りを
吟味しながら、
少しずつ買い揃える。
もしそれが可能なら
それはそれで素敵なんだけれど、
今持っているモノ、
たとえそれが
自分が選んだわけでもない
偶然手元にあるものでも、
大切に有効活用する、
というのも素敵です。
大量生産される衣料の廃棄を
想像した時から
その他のすべてのモノも、
大切にして、
なるべく活用したほうが
自分も気分がいい、
そう思うようになりました。
もちろん物欲との戦いは
常にあります（笑）
世の中には素敵なものが
溢れているので。
しかし、
まず買わないで済むか
工夫してみる。
そういう心がけも、
ミニマリストへの
第一歩かなと思います。
トートバッグが欲しい。
すみません、また、物欲話で。。
バッグは
小さければ小さいほど
エレガント。
荷物にバッグを
合わせるのではなく、
バッグに荷物を、
合わせる。
などと豪語していた私ですが、
最近、通勤中に
読書するようになりまして。。
買わない期間中、
スマホを見ないようにした結果
身についたこの習慣は、
続けたい。
でも、小さいバッグだと
本が入らないのです。
今私が持っている
全てのバッグはこちら。
どれも小さいです。
ケリー、イルビゾンテ、
キタムラ、なら
文庫本は入ります。
でも、綺麗に隙間なく
整えないと
入らないので、
出し入れも
スムーズにできなくて
不便です。
唯一A4が入るバッグは、
このプエブロレザーの
ビジネスバッグ。
PC持ち運び用、
図書館に行く時用に
買って愛用していますが、
肩掛けはできないので
通勤中に使って、
本を読もうとすると
腕にかけなければならず、
重くて腕が疲れます。
しかし
今持っているバッグは
そのサイズも含め、
どれも気に入っています。
大きいバッグを買おう、
という気にはなれないのです。
大きいバッグが
好きじゃないから。。
大きいバッグが嫌いな理由。
まず、どうしても野暮ったい。
コンサバに合うのはもちろん、
カジュアルな服装こそ
小さいバッグがおしゃれ。
そんな私の思い込みです（笑）
それから、
大きいバッグって
入れたものが奥に入って
サッと取り出せない、
小分けの袋とか
インナーバッグとか、
好きじゃない。
そういうわがままですね（笑）
そこで考えたのが、
バッグの2個持ちです。
通勤の時、お弁当だけ別の
トートバッグに入れている方も
いらっしゃると思いますが、
あんな感じで
本用の布トートを持ちたいな
と思いました。
布のトートなら軽量です。
腕にかけても重くはないし、
本しか入れないので
本を読むときは空っぽ。
かなり軽いはずです。
２個持ちすれば
今持っているバッグ全て、
通勤にも使えます。
背伸びして買ったものばかりですが、
買ったからには
たくさん使いたい。
そこで、今
布のトートを探しております。
候補としては
犬印鞄、信三郎帆布、
鎌倉帆布巾など。
トートの大きさも悩みます。
A4が入る大きさにするか、
ハードカバーや文庫本が
入る程度の大きさにするか。
そして色味も悩みます。
2個持ちということは
６つのバッグ
それぞれとの相性を
考えなければいけません。
そうなると、
黒か白になってしまうんでしょうか。。
白は汚れると汚いし、
黒も、なんか、ねえ。。
無難な色に、いまいち乗り気じゃない（笑）
無難な色にしなければ、
とか考えていても
実際単品で綺麗なものを
買ってしまいそうです。
綺麗な紫陽花色（和名に弱いw）
とかあったら
衝動的に買ってしまいそうです。
そして流れぶった切りますが
シャネルのマトラッセ、
欲しい！！
背伸び、分不相応、
でも、欲しい！
貯金して2年以内に
手に入れたいです。
これ以上、値上がりしないうちに。
今日は、以上です。
再びフクサポへ服を寄付。新品の服の断捨離。
やましたひでこさんの
『モノが減ると心は潤う』
簡単断捨離生活、
図書で予約していたものが
運良く巡ってきたので
夜ゆっくり読みました。
読んでる最中から
体がウズウズして
寄付用の段ボールを作り、
たくさんの服、
これはもういい、
あれももういい、
とその時はじめて
お別れする気分になった
服を、どんどん詰めました。
160㎝サイズ！寄付します。
痩せたら絶対着たいと
とっておいた服が
去年の秋の時点では
100着くらいあったのですが、
昨日数えたら
いつのまにか60着くらいに
減っていました。
今はやっていないけど、
フリマや、寄付や、
ごんおばちゃま方式で
何回も何回も
いるいらないを繰り返した結果
着実に減っていました。
でも、そのほか
普通に着ている服が
40着はあるから、
今の私の服の総数は
ちょうど100着くらい。
まだまだ多いです。
寄付用の箱に入れた服は
一昨年買って
履けないままになっている
ミニスカートや
ショートパンツ、
ブラウス、ワンピース
一度しか着ていない
結婚式用のゲストドレスなど。
もう、どう考えても、
私には似合わないし、
着れたとしても、
自分が嬉しい気持ちに
ならないだろう、と。
冠婚葬祭や
誰かのために
身だしなみやマナーが必要
という場面でなければ、
私は誰に何を言われても
自分が好きな服を着ていたいです。
たとえすれ違った誰かに
あの人に似合ってないね、
イタイね、などど
思われたとしても
気にしません。
自分が着ていて
楽しい気分になれる服なら、です。
だから、40代だけど、
夏にはショートパンツが穿きたいし、
秋には、タイツと合わせて
膝上の台形スカート だって
穿きたいのです。
膝がおばさん！
そうかもしれない。
でも、
私のダイエットの目標、
ささやかな楽しみなので
許してください（笑）
だけど、自分自身で
これはもうないな、
着ていて悲しいな、
と思うものは着ません。
今回寄付したのは、
そのような服です。
定期的に
持っている服を
見直すって大切ですね。
去年の冬にだって
同じ服を見ているはずなのに、
その時は着る気でいた服。
それが、今年の春には、
もう違う気がする。
そういうことが起こるから、
今後も残りの100着を
チェックしていきたいと
思いました。
やましたひでこさんは、
本によると
仕事用の服が6セット、
プライベートの服が6セット
だそうです。
そして、仕事用に関しては、
毎月3セットを手放すそうです。
それで毎月3セットを新たに迎える。
なので、いつも6セット。
大体2ヶ月で手放す。
このように常に
ワードローブを
循環させているそうです。
1セットを着る回数は
単純計算で毎週1回。
2ヶ月だから、計8回。
8回で手放す。。すごい。
アマゾンレビューでこの部分を
批判している人が多いですが
（モノを大切にしていない、
飽きっぽい、浪費癖、
お金があるからできること、等）
その基準は人それぞれ
だと思います。
お仕事も違えば、
生活シーン、価値観も違うわけで。
その辺は置いといて、
いつも6セットを
キープしている、
という部分を単純に
尊敬してしまいます。
たしかに、
6日分の服があれば、
1週間は事足りますね。
やましたさんの
買い替えのサイクルが
早すぎると思えば
自分で調整すればいいわけで、
いちどに持つ量は学ぶ所があります。
カラダはひとつ。
100着も、いらないよね。。
上下6セットで12着。
季節を、
春秋、夏、冬、
の３つとすると、
その3倍、
合計36着でいいのですね(^◇^;)
私の場合、
よく世間で言われる
人目を気にするあまりの
バリエーションの呪い、
とかではなくて、
単純に
好きなデザインや色味の服に
出会うと、我慢できずに
買ってしまっていた結果です。
断捨離。
やましたさんによると、
新たにモノが
入ってくることを『断つ』
いらなくなったモノを
『捨てる』
そして、執着をなくす、
モノから『離れる』
服は多分、
半年くらい買っていません。
今年は
捨、離、が目標です。
素人にもできる！カビカビの革コートの復活方法。
２４歳の時買った
voice mail の
羊革のコート。
昔すぎて、
ブランド消滅しました(^◇^;)
ワールドのファミリーセールで
定価６万円だったものを
２万円ほどで
買ったものです。
当時の私は
まだ買い物依存症では
ありませんでした。
服が欲しくても
よく考えて
何度も吟味して
買っていたし、
色違いで揃える、
なんてしなかったし、
入らないサイズの物なんて
いくら可愛くても
買わなかったし、
お値段もものすごく考えて
ブランド物なんて
お店も覗かなかったし。
だからこのコートは
2万円でもかなり迷いました。
着こなせるかな？
今持っている服に
合うかな？
何年経っても大丈夫なデザイン？
鏡の前で行ったり来たりしながら。
そして、清水ダイブです。
ダークブラウンの艶が美しく
しなやかな質感は
女っぽいのに、
ラインはすっきりしています。
着るとキリッとした
カッコイイ女になった気がして
数年は気に入って着ていたのです。
それが途中から太って
袖がパツンパツンになり
着なくなりました。
そのまま１０年以上放置。
気づいたら、真っ白。
そう、カビです。
カビているだけでなく、
革質もガチガチに
硬くなっていました。
これ、もう捨てるしかないな。。
去年発見した時に
そう思ったのですが、
捨てられませんでした。
２４歳の私が
買い物感覚も正常だった私が、
何度も何度も考えて
結果、手に入れて、
大切に着ていたものです。
あの時に戻りたい。
もちろん、
２４歳に戻れる訳ではないけど、
あの時の正常な自分に
戻りたい。
その象徴として、
このコートをまた着たい。
諦めきれず、
ネットで調べると
革専用の洗剤で洗濯機で
水洗いし復活したという話
が結構出てきました。
カビは水溶性の汚れなので、
革のクリーニングだと
落ちないそうです。
思い切って、
水洗いすることにしました。
購入したのはこちら。
アマゾンで３５００円くらいでした。
説明書通り
ダメ元でやってみたら
ピッカピカになりました。
カビの臭いも消え、
艶も元どおりか、それ以上。
手触りもしなやかに
柔らかさを取り戻しました。
恐る恐る、
もう一度手を通すと
ややきついけど
着れなくは、ない。
Max太っていた時より
やや痩せたので（笑）
ツヤツヤのコートに
思わず頰ずりします。
もう離さない！
これを着て、
服の買い物依存から
脱却するんだ、
服を買いたくなったら、
それは２４歳の、
正常な自分の感覚でも買う服？
そう自問自答して。
だから、ずっとずっと、
大切に着ようと思います。
ぬいぐるみ、お人形とのお別れ。心の断捨離。
人生を大きく変えたい。
変えたい、というより
軌道修正したい、
に近いでしょうか。
私の場合、
過去に引きずられ過ぎる
傾向にあります。
今、ここ。
それがいちばん大切。
それを大切に
生きていきたいから
思い出のものは
適度にとどめて
今から持つものは
常に、今必要なモノ。
という状態に
していきたいです。
また、生前整理のことも
考えて
なるべく自分のものは
減らしていきたい。
ケリー、ヴァレクストラ、
サンローランなどのバッグは
言わなくても
妹が狙っていると思いますw
服も、タグ付きが多いまま
私が死んでしまったら
（あくまで死ぬ前までには
全部着れるように
痩せる予定！）
一部は妹が
欲しいと思うのかもしれません。
しかしそれ以外の、
写真、雑貨、日記、
過去の履歴の残った
歴代のガラケー（３台）
ぬいぐるみ、人形、
そのような、超個人的な
他人にとっては
どーでもいい
ゴミ同然のものは
負担にしかなりませんね。
携帯は、とりあえず保留（笑）
電源を入れれば
今でもメールや写メが蘇ります。
その画像の粗さったら。。
でも思い出がまだ
リアルに蘇ってきて
ハードルが高いので、
これはまた次回。。
次に、ぬいぐるみ。
５年前くらいまで
３０体くらい
UFOキャッチャーで
とった大小のリラックマが
ありました。
引越しを機に、
１０体ほどになり、
去年からは３体になり、
今回、いちばん思い入れの深い
１体だけを残しました。
そして人形。
３０センチ弱の
童顔のフランス人形です。
人形は、昔から
この１体だけです。
これは私が中学一年生の時に
テストの成績が
良かったか何かで（笑）
（あまり覚えていません）
買ってもらったものです。
中学生にもなって
お人形が好きだったのです。
むしろ小学生の時は
興味がなかったのに
（シルバニアが好きだった）
中学校に入ってから
市松人形や
フランス人形など
いわゆるコワい系！？
のお人形に興味が出ました。
いちばん初めに
欲しいと思ったのは
実は他の人形で
５万円くらいの市松人形でした。
真っ直ぐな髪に、
吸い込まれるような瞳、
静謐な面持ちに品があって
とても綺麗でした。
自分では到底買えない値段、
そしていくらなんでも
高すぎて親にもねだれず、
でも諦めきれなくて
何度もお店に見にいきました。
私は純粋な日本人なのですが
髪や瞳が明るく、
当時それが嫌だったため、
このような純日本的な
黒髪と漆黒の瞳に
とても憧れていたのです。
しかし数ヶ月すると
市松人形は
姿が見えなくなりました。
どなたかとご縁があったんだな、
と思いました。
何度もため息をつき、
寂しい気持ちになりましたが
そのあとすぐに出会って
うちに来たのが、
フランス人形でした。
白いビスクに描かれた
鳶色の瞳、
頬のふっくらとした丸顔で
紅茶色のパーマヘアが
肩の付近でクルクルしていて
とても愛らしかった。
偶然、瞳と髪の色が
自分と似ている、
ということに愛着も持ちました。
嫌なことがあると
心の中で
話しかけたり
高校受験の時は
受かりますように！
となぜか神頼みの対象になり（笑）
しかし高校に入ると
本に、新しい友達に、
夢中なり、
このお人形はいつしか
ただの置き物になっていました。
大学に入学して
上京した時、
連れてこなかったのに
なぜか母が送ってきて
（ちょっとコワい！？）
それからは
何度引越ししても
捨てようという
選択肢はなかったのです。
でも、正直、
昔みたいに
可愛がっていなくて。。
目に入るたびに
罪悪感がありました。
カレン本の紹介でも触れましたが
見るたびに悲しくなる、
嫌な気持ちになる、
罪悪感を呼び起こすものは、
所持しないほうが良いとあります。
実感として、私もそう思います。
ずっと潜在意識にある
気がかりをそのままにすると
新しいことが入ってこない。
未来が入ってこない。
だから昨日決意しました。
中学一年生から
ずっと一緒にいてくれた
お人形です。
考えてみたら
今のアパートにあるもので
いちばん古くから
私が持っているモノ
だと気付きました。
くすんだ顔を
できるだけきれいに拭いて、
髪の埃を払い、
ご供養に出しました。
断捨離しただけで
人生が変わるわけじゃない。
それをきっかけに
自分の人生を自分でつかみとっていく覚悟
で努力していかきゃいけない。
お人形に、
出て行ってもらった。
こんな別れをしたのだから、
そこまでやったのだから、
絶対諦めないで
目標を追いかけたいです。
中古で買っていいものと、ダメなもの。その２
⚠️ 長文です！
真珠に全く興味のない方は
スルーしてください m(_ _)m
もうお分かりですね（笑）
中古で買ってはいけないもの、
それは真珠です。
なぜこの記事を
書くことにしたのかというと、
先日、ミキモトの
アコヤ真珠のネックレスを
中古でかなり安く
購入できた、と
喜んでおられた職場の方が、
後日、『三回つけただけでダメになった』
とがっかりしていたからです。
なぜこんなことが起こるのか。
アコヤ真珠、
憧れですが、高いですよね。
だから中古を検討するのも
わかります。
私もアコヤ真珠のネックレスが
欲しいので
去年から色々調べました。
その中で知ったことを
まとめてみました。
中古のアコヤ真珠ネックレスを
買おうとされている方が
いらしたら
ぜひ読んでいただきたいです。
１、真珠は劣化するもの
ダイヤモンドやその他貴石は無機物なので
その品質は
半永久的なものです。
しかし、真珠は有機物です。
なので、確実に劣化します。
劣化した真珠は
磨いたからといって
元の輝きを
取り戻すことはありません。
洗浄液につけたら
元通りきれいになる
というものでもありません。
ここが、ダイヤモンドなどと
と大きく異なる点です。
２、中古は保管状況がわからない
真珠は、保管状況によっても
コンディションが左右されます。
保管状況が良ければ
１００年でも持ちます。
博物館などに展示されている
大昔の真珠が綺麗なのは、
このためです。
人の手に触れず、
気温、室温、湿度など
適切に管理されているから
劣化しづらいのです。
宝飾品として使用される
真珠とは、環境が違います。
それでも
夏場にはつけない
使う都度、
丁寧に専用クロスで磨く、
年に一度糸替えをし、
数年に一度の
専門クリーニングに出し、
普段は風通しの良い
冷暗所で
他のものとは
触れないように
保管する。
ここまでされている方なら
５０年経っても
コンディションは良いと思います。
しかしほとんどの方は
そこまでのお手入れは
していないでしょう。
真珠を滅多に使用しないため
引き出しに入れっぱなし、
ということも多いのでは
ないでしょうか。
使用後は
汚れていないように
見えても、
汗や皮脂、化粧品などの
化学物質が付着しています。
それをそのまま
ジュエリーボックスに
しまい込み、
冠婚葬祭に使おうと
久しぶりに取り出すと
白っぽくなっている、
変色している、
艶がなくなっている、
などということに
なりがちです。
中古品は
当然ながら以前の持ち主が
使っていたものです。
その方が、
どのように使用して
どのように保管していたのか？
それはわからないことです。
蓄積した汚れは
品質に確実に影響していますので
注意が必要です。
３、真珠の品質判断は、素人には難しい
変色やツヤのなさなど、
目に見える劣化だけでなく、
実は真珠のコンディションは
その見た目だけで
素人が見極められない部分があります。
例えば中古で
綺麗に見える真珠を購入。
数回使用しただけで、
ボロボロになる、
ということがあります。
これは
悪い保管状況、
経年劣化により
或る日突然
真珠層（表面の美しい部分）
が剥がれ、
真珠核（真珠の元となる丸い玉）
がむき出しになる状態です。
こうなると、
たとえミキモトでも
修復はできません。
４、真珠の値段は分かりやすい
逆に、素人にもわかりやすいのは
真珠の値段です。
高ければ、良い真珠。
安ければ、それなりの真珠です。
ミキモトやタサキなど
一流ジュエラーは
ブランド料が
乗っているでしょうが、
扱われているのは
流通する真珠の上位1割です。
良い真珠、の
ほとんど全てを
ミキモトが
養殖業者から
買い付けていくそうです。
一方、タサキは
１００%自社養殖場で
採れたものだけを扱い、
自社の基準に満たないものは
市場に流すそうです。
こうして残った真珠を
その他大半の専門店で
扱うことになります。
また、このような大手は
真珠ネックレスの命
とも言える、連相組み
（個々の真珠の並び、組み合わせ）
の技術に長けています。
真珠は一つとして
同じものは存在しません。
そんな中、テリ、色味、
大きさなどをできるだけ揃え、
それぞれがいちばん
美しく見える並びに
組んでいくのです。
全く同じ珠を扱ったとして、
連相が違えば、
それは全く別のネックレス、
と言われるほど
連相の良し悪しが
その仕上がりに影響します。
ネックレスにする工程で
いちばん重要な部分です。
まさしく職人技です。
この連相組みが
うまくないネックレスは
ちぐはぐな印象を受け、
その美しさを発揮できません。。
単にブランドだから高い、
というわけでもないのです。
ミキモトの
アコヤ真珠のネックレスは
最低でも３０万ほどします。
ミキモトなら
中古とはいえ、数万円、
決して安くはない
買い物なのに、
ボロボロになってしまったら
悲しいですね。
中古でかなり安い、
と言うことは
裏を返せば、
品質、コンディションも
それなり、と
値付けの時点で
判断されている、
ということです。
これが例えば、
ブランド中古バッグでしたら
流行が値段にかなり影響するので
安いから品質が悪い、
高いから品質がいい、
などとは
一概には言えませんが。
真珠のネックレスは
いつの時代も、
どのブランドも
デザインに差異がありません。
何の変哲もない
一連の輪っかですので
流行り廃りで
値段が左右されません。
それは純粋に、
品質、コンディション
を反映したお値段です。
職場の方は、
見た目にも
多少の変色があると
わかった上で
購入されたのですが、
見た目にわからない場合でも
上記のような
リスクがあるのですから
言わずもがな、です。
事前に伺っていれば
お話できたのですが。。
５、それでも真珠が欲しい！
もし、真珠が欲しい、
でも何十万も出せない、
という場合は、
百貨店などに入っている
ノーブランドの専門店か、
実績のある通販の専門店で
新品を購入されることを
おすすめします。
真珠そのものの
ランクとしては
一流ジュエラーと同じ、
というわけにいかないと
思いますが、
新品特有のテリがありますし、
きちんとお手入れしていれば
突然真珠層が剥がれる
トラブルもないと思います。
もしそうなったら
購入店に相談し、
何らかの保証が受けられるはずです。
そしてもう一つの
選択として
アコヤ真珠に拘らず、
淡水真珠を
検討するのも
良いと思います。
アコヤ真珠に比べ、
淡水真珠は
非常にお手頃価格です。
３万円もあれば
大玉で美しい
淡水真珠のネックレスが
購入できます。
このお値段なら、
一年頑張った自分へのご褒美（笑）
としても素敵ですね。
淡水真珠が安い理由は、
アコヤ真珠よりも
多く、しかも比較的大きな珠が
採れやすいからです。
アコヤ真珠は
貝自体が小さく
大きな珠が取れづらい上、
一つの貝に一つの珠しか採れません。
一方、淡水真珠は
貝自体が大きく、
大きな珠を作ることが
可能ですし、
一つの貝で
３０個近くの珠が採れます。
なので
アコヤ真珠が本物で
品質も良く、
淡水真珠は偽物で
品質が劣る、
と言うわけではありません。
貝の品種、性質の違いです。
また、
それぞれの真珠の見た目も
アコヤは奥行きを感じるようなテリ、
淡水は軽やかで優しいテリ、
と個性が違います。
これも好みの問題で、
どちらが良くて
どちらが悪い、
と言うものでもありません。
何れにしても、
納得した
自分の真珠に、出会えたら嬉しいですね。
中古で買っていいものと、ダメなもの。その１
買い物をするとき
まずは予算があります。
誰しも新品が欲しいと思いますが
ハイブランドだと
なかなかそうもいかず
ブランドショップなどで
中古品を買うこともあると思います。
例えば私は
エルメスのケリーを
ブランドショップで購入しました。
値段の問題というより
この革と色、サイズ、形は
現在生産されていないため
中古で入手するしか
方法がありませんでした。
ブランドショップで
買うということは
それなりにリスクがあります。
いちばんは、真贋の問題です。
購入する時はAACD加盟店を
利用するのがオススメです。
コメ兵や銀蔵など大手は加盟していることが多いです。
私はさらに、購入後、
エルメスへ”お磨き”に出しました。
”お磨き”とは、
エルメスのメンテナンスで、
エルメスのバッグであれば
どんなに古く、状態の悪いものでも
引き受けてくれます。
※一部、元々がお磨き対象ではない種類のバッグもあります。
逆に、偽物の場合は、
エルメスの製品ではない、
ということで
”お磨き”は拒否されます。
要するに、
エルメスでお磨きができれば
それは本物のお墨付きを
もらったということになるのです。
私はケリーを買ってすぐ
持ち込みました。
お磨きの受付は
してもらえましたが、
それはあくまで
”お預かり”の状態であって
その時点ではお磨きを
引き受けていただいたわけではありません。
店頭で引き受ける、引き受けない、
を判断することはできないので
しかるべき所でチェックを受けた上で
後日連絡、ということになります。
ここで注意すべき点は
たとえ本物であっても
購入後に他の業者で
リカラーや補修をしたものは
その時点で、
エルメスの製品ではない、
ということになり、
お磨きはしてもらえません。
このように言うと
お高くとまっているように聞こえますが、
エルメスの店員さんによると
他社の手の入ったものは
どのような磨き剤や塗料が
使用されているわからず、
その上でさらに手を加えると
変色など不具合が起こる可能性があり
責任が持てないので
お断りする、
と、一応理由があるようです。
なので、中古を買う場合は
前の持ち主が
リカラーや補修を
していないかどうかも、
店頭で確認したほうが良いです。
私は2年近くケリーを探し続けて
数え切れないほどケリーを
見てきたので
リカラーは
すぐわかるようになりましたが（笑）
そいういうわけで
無事お磨きを終えて
ケリーが戻ってきた時
正直ほっとしましたw
そしてそこで初めて、
前の持ち主の影が消え、
私のものになったのだ、
という心地がしました。
ここまでお読みくださって
お判りいただいたかと
思いますが、
ブランドを中古で買うのって
とっても面倒くさく、
大変です（笑）
真贋は全く気にしない、
という方であれば
もちろん問題ないことなのですが。
このような点を踏まえた上で
バッグ、ジュエリー、時計、服など
コンディションと金額のバランスに
ご自身で納得ができれば
購入はありだと思います。
ただ、これだけは
絶対に新品を店頭で買うことを
おすすめしたい！
というものもあります。
。。長くなったので次回へ続きます。。
