昔の日記

過去の、

それも25年以上前の

日記を読む、

とういうことほど

勇気が必要なことは

ないのでは

ないでしょうか。

本当に勇気、

というか

気力が必要でした。

改めて

押入れの整理をしたい、

と思った時から

ずーっと、

気になっていたのが

日記の存在でした。

まず、

押入れの中の

引き出しに

入っていることは

わかっていました。

見ないで捨てる、

という選択も

もちろんあるのです。

でも、

わたしは

そうできませんでした。

捨てるなら、

一度は読んでから

捨てよう。

そう決めました。

が。

まず、それを

引き出しから

取り出す、

という行動を

起こすのに、

２週間近く

かかりました（笑）

仕事から戻ってきて

今日こそは、

今日こそは、

と思っているうちに、

就寝w

何でしょう、

億劫、

怖い、

不安、

哀愁、

羞恥、

そんな気持ちが

入り混じって

なかなか

手に取ること自体が

できませんでした。

しかし先日ようやく、

そのハードルを越え、

合計７冊の

大学ノートを

居間に持ってくることが

できました。

頑張ったぞ自分！

と、その日は

それで就寝w

何だか

これだけでも

非常に消耗してしまい、

さらに

ノートを

開いて読む、

など

とても

できませんでした。

そしてまたそこから

一週間。

このノートを

開くのに

かかりました。

やはり、

読むのは

恥ずかしいのです。

かなり勇気がいります。

でも過去の自分を

しっかり

確認したい。

過去に

しがみついている自分、

今の自分を

許してあげたいから？

無様な青春を

再びなぞって

腹落ちさせて、

決別したいから？

もう自分でも

何が何なのか

わからない感情、

でしたが、

とにかく

この日記から

目をそらさずに

再読すること。

それが

今年の目標だから！

くらいの勢いで

自分に言い聞かせ、

考えに考え、

のたうちまわった末、

最終的には、

家では開けずに、

職場に持って行くという。

謎の行動www

家で、

一人で読んで、

自分を保つ

自信がなかったのです。

じゃあ、

職場なら？

職場の昼休みに

読むのが

いいんじゃない？？

職場なら当然

周囲に人が

それも、

知っている人が

いっぱいいます(^◇^;)

そういう

状況下であれば、

叫んだり、

泣き出したり、

などという

挙動不審に

ならないんじゃない？

パブリックな自分が

ものすごく

冷静さを

保とうと

してくれるんじゃない？？

と期待したのです（笑）

そうこうして、

やっと昨日、

職場の昼休みに

９４年９月〜

という日記を

開きました！

目をそらさずに、

しっかり読みました。

中身は、

一番多い話が

サークルのこと、

そして、

親友（と思っていた）

Aちゃんのこと、

欲しい服のこと、

好きな人のこと、

その時興味があった

哲学のこと、

などなど。。

読み始めた途端、

１８歳の自分に

シンクロするみたいに

スッと中身が

入ってきました。

手に取るように、

当時のことを、

何ということもない

日常の日々を、

思い出しました。

すっかり忘れていた

人との出会い。

それが悩み？

と突っ込みたく

なるような

小さすぎる悩み。

誰かにちょっと

言われたことで

すぐに傷つく自分。

人と比べて

落ち込む自分。

純粋に何かを

追いかけている

愛しい自分。

しかしこの日記、

ちょっとした

歴史的資料に

なりつつあります。

例えば95年の日記。

『4/14 

明日、オウムが

何かするらしい。

お茶大の中谷さんの

お姉さんの

友達の友達の友達が、

オウムの在家らしく

「水に気をつけろ」

と言ってたらしい。

明日の新宿は中止で

サンシャインかも。

上祐さんの卒論が

回ってきたけど

私には理解不能』

中谷さん？

思い出せないのですが、

大学のサークルで

知り合った人と

思われますが。

お姉さんの

友達の友達の友達ってw

しかも、アドバイスが

漠然としすぎ（笑）

新宿で友達と

ウィンドウショッピングする

約束でもしてたのでしょう。

それを、

池袋のサンシャインに

変えるかも、

との内容ですね。

そして、上祐さん。

とは「ああ言えば上祐」

と名を馳せた

光の輪・上祐氏のこと。

まさか、日記に

上祐さんのことが

出てくるとはw

サークルの

理工の先輩が

手に入れてきたものを

みんなで

回し読みしたのですが、

文系の私には

ちんぷんかんぷん、

という当然のオチでした。

「何かするらしい」

という話、

当時の自分が

面白半分で書いたのか、

本気だったのか

もう思い出せないのですが、

今調べてみると

95年の4月15日は、

たしかに、

「4/15日予言」と

言われた、

麻原が

地震が起こる、

と予言した日でした。

ウィキによると、

結果、この日は

何も起こらなかったが、

特に危険な地域と

考えられていた

新宿では

マイシティ

（今のルミネエスト）

が全館閉鎖、

警察が厳戒態勢をとる

大騒ぎとなったようです。

しかしこの日記、

歴史の教科書の

戦時中あたりに

出てきがちな、

「当時の学生の手記」化してる。。w

よく考えたら、

四半世紀前、

です。

歴史化して当たり前(^◇^;)

それだけ長く

生きたんだなー。

読んだら

捨てようかな、

と思っていた

日記でしたが、

なんとなーく

捨てられない。

そんな気がしました。