買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

上位5%の悩み。

先日ちょっと喧嘩してしまいました。

 

彼女は20年来の友人で

とても穏やかで

優しい人です。

 

地方の裕福な

お宅に育ち、

大学卒業後も

アルバイトは

していましたが、

就職をしたことは

ありません。

 

私と同じ40代に

差し掛かりましたが、

とてもピュアで、

率直な人です。

 

そんな彼女が

2年ほど前、

フリーランス

仕事を始めました。

ずっと実家暮らしでしたが、

今は実家近くで

一人暮らしを

しています。

 

仕事で東京にでてくると

言うので、

一年ぶりに

会ったのですが、

 

「今の仕事は

時間的に自由ではなくて、

フリーランス

美味しさはないの。

それに、

はっきり言って

人の2倍以上の速さで

クオリティも

すごく高いのに、

他の人と同じ給料よ。

今の2倍はもらわないと

割に合わない!」

 

と言うので、

「それなら、

昇給を掛けあったら?」

と聞くと、

 

「相手はこれで

充分だと思ってるのよ。

それに、交渉するとか、

ちょっとそういうのは

無理な業界。

個人事業主だから

諸々引くと、

手取りで24万よ。

こんなんじゃ

生活できない。」

 

こう言われて私が

まず思ったのは、

手取りで24万

って言うのは、

決して悪くないのでは?

ということでした。

確かにフリーランス

成功している人は

もっともらっているのかも

しれませんが。

 

「手取り24万って

23区内でも

ゴロゴロいるっていうか、

それすらもらっていない

人いっぱいいるよ?

少なくとも地方なら

生活できなくはないと

思うけど」

 

実際、東京の派遣で

一般的な事務職の

時給の相場が1500円、

私が以前働いていた

特殊業界で1600円、

手取りで22万程度が

やっとです。

 

今の時代、

正社員より

派遣の数が多いくらいだと

考えれば

極端な話、

ボーナスをもらっていない

人が大半、

手取り22万程度が

大半、と言えなくも

ないのです。

 

「嘘!私の周りなんか、

普通のサラリーマンでも

年収600万以上よ。」

と憤慨するので、

 

「新卒時にちゃんと

就職した同じ40代と比べたら

そりゃ確かに少ないよ。」

と言いました。

 

私はずっと派遣ですし、

彼女も途切れ途切れに

アルバイトをする、

という道を

選んでいる時点で、

同年代の正社員と

比べること自体、

無理があります。

 

「でも、去年仕事を

始めたばかりで

その金額もらえてる人って

むしろ、成功じゃないの?」

私は率直にそう言いました。

 

「でも、私はこの金額では

納得できない。

旅行も行きたいし、

貯金もしたいし」

 

その気持ちは分かるので、

少しでも支出を減らす

のはどうか、と考え

言いました。

 

「近くに実家があるんだから、

実家にまた戻るのは?

少しは家賃を入れると

しても、一人暮らしより

お金貯まるよ?」

 

「あのねえ、

実家に戻るとかは、

無理!

どれだけ

居心地悪いか分かる?

いい歳して、

それはないよ」

 

そして

私はとうとう

こう言いました。

 

「あれも無理、

これも無理、じゃ、

お金なんか

貯まらないよ。

できること

やってかないと。。」

 

私の言葉で

一瞬にして空気が変わり

 

「私、あなたに

そこまで言われるほど

深く相談したっけ?」

 

と言われてしまいました。

 

私はなんと返していいか

わかりませんでした。

これ以上何か言っても

なんだか伝わらない、と

思ったのです。

 

決して彼女の

能力を低く見積もっているとか、

そういうわけじゃないのですが、

 

人の二倍三倍

できる、速い、と

主張したところで、

相手の評価が

得られなければ

それは主観に過ぎないし、

 

どんな仕事も

その時給なり賃金なりが、

結局は世間の評価、

というか、

それが不満なら

少しでも高く

評価してもらえるような

行動を起こすとか、

やめて別の方法を

考えるとか、

とにかく

自分で動いて

変えていくしか

ないと思うのでした。

 

また、

お金を貯めることが

目的なら、

稼ぐ以外にも

支出を抑える方法も

検討すべきだと

思います。

 

私を含め、

お金がない、

お金がない、と

言う人が周りに多いですし、

ゾゾの社長、

一生でも使い切れないほどの

財産いいな〜、

などと思うのですが(笑)

 

でも、

ゾゾの社長も、

私も、

その辺に歩いている人も、

全体でみると

生活的豊かさは

上位5%に

属しているのです。

 

上位5%、

っていうと

相当なお金持ち、

芸能人、社長、

などを思い浮かべますけどね。

大きなくくりで考えると、

私も上位5%

に属している

はずです。

 

5%が大げさなら、

10%?

とにかく、

貯金のない

派遣42歳の私も、

豊かな暮らしを

していることは

間違いありません。

 

食べるのも住むことも

ままならない、

という人が

世界には

圧倒的多数で

存在するのですから。

 

こんな豊かな国で

アフリカの子供が

食べられない、

っていう話をして、

何の意味が?

とか

小さい頃は

思っていましたが。

 

でも、

実際そうなんですよね。

 

日々の健康、

通常の生活に、

感謝したいと思います。