買い物依存症。でもミニマリストになりたい。

買い物依存、ミニマリスト、相反する要素を包括、葛藤を綴るブログです。 買いたい。 でも貯金したい。 持ちたい。 でも増やしたくない。 そして、雨後の竹の子のように数多存在するミニマリスト本、お片づけ本、捨て本、シンプル本、そんな本を読んだ場合の感想など。 その他もろもろ。 どうなっていくかわからないブログですが、よろしくお願いいたします。

【もう探し疲れた!比べ疲れた!】最高のバッグを手に入れる旅を終了させたくて、エルメスのケリーを買った件。その2

昨日の続きです。

 

流行り廃りがなく長く使えるもの。

それさえあれば、他のはいらない、と思えるぐらい満足できるもの。

そういうバッグを探していました。

 

とはいえ、私はセンスもない上に、すごく移り気。

高額なブランドバッグを買ったところで、来年は違うバッグが欲しくなっているかもしれない。

センスがないので、すぐ雑誌やネットの情報にほだされて、

欲しくなってしまうところがあります。

 

ただ、長く使いたいのであれば、

やはりある程度のブランドのバッグがいいだろうとは思いました。

もちろん、自分の好みだけが全てで、他人の目は一切気にならないというような人なら、どんなバッグでもいいと思うのです。

でも私は、そんなに強くないし、やっぱり人の目というのも気になるし、

もっとはっきり言えば、ブランドの力を借りて自分を良く見せたい気持ちがあるのです。

 

もちろん、ブランドのバッグを持っているからって、

私自身が綺麗になったり偉くなったりするわけじゃないことは充分わかっているのですが。

でも素敵なバッグを持ちたい、それに見合う自分になりたい、

そういう気持ちもあって、

いや、もう、最終的にはもう、ごちゃごちゃ考えずに

欲しいバッグ買ったらいいよ、と自分自身を鼓舞しw

なんと、エルメスのケリー32を購入してしまいました。

 

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ルージュアッシュという深く落ち着いたレッドのこちら。

ケリーに限らず、エルメスはそれこそたくさんの種類のレザーがあるのですが、

私はとりわけこのボックスカーフというレザーのケリーが欲しかったんです。

 

ボックスカーフは、エルメスの中でも歴史のあるレザーで、

使えば使うほど、ツヤが出て、傷さえも味になっていくタイプのもの。

大切に扱えば、100年以上持つそうです。

 

そして、ケリーはかっちりした外縫い、柔らかい印象の内縫い、があるのですが、

私は外縫いが欲しかった。

ケリーは、そこにあるだけで空気感がキリッとするような凛々しく美しいバッグです。

その特性が生かされているのが外縫いだと思います。

 

そして色はルージュアッシュか黒が欲しかった。

私の服の色は、アイボリーやベージュ、モノトーン、ネイビー、ブラウンなどが多いので、上品な差し色となるルージュアッシュか、万能な黒がいいと思いました。

 

はじめは予算30万くらいで他のブランドを見て回っていました。

しかし、私が5年前に買ったクロエのパラティもそうですが、

高かったのに完全に過去のデザインとなってしまい、

持つ機会がなくなりました。

30万近くしたのに、数年で使えなくなるって。。

もちろん、流行を気にしない人はずっと使えばいいと思うんですが、

私は弱い人間ですので、、、

そういう意味でも永遠の定番が欲しい。

そしてどんな流行のブランドバッグに比較しても決して引けを取らない、

これで今後は、もっといいバッグがあるんじゃないか、と探し回らなくていい、

そういう安心感もあり、

差し色のバッグはエルメスのケリー、

そしてバッグの色はシンプルにしたい、というコーデの時用の

黒いバッグは、こちらも定番と言える、シャネルのマトラッセ

その2つに勝手に決めたのでした。

 

しかし、エルメスのケリーって

一般人には非常に手に入りにくいバッグなのです。

それは100万超え、という値段だけの問題ではありません。

100万持っていようが、1000万持っていようが、

現在、エルメスの店頭でケリーに出会える確率は非常に低いからです。

つまり、モノがないんです。

 

シャネルのマトラッセだって現時点で54万円、となかなか強気なお値段です。

でも、お金さえ用意すれば、こちらはすぐ手に入ります。

だから、とりあえずマトラッセは後回しにしました。

いつでも買えるという安心感があったので。

 

ケリーは、まず、出会えません。

その希少性から、もし目の前にケリーがあれば、

それがどんな色のどんな素材、どんな大きさでも、即完売。

こちらに選ぶ権利はない、出会えただけでありがたい、と

思わせるくらいのバッグなのです。

だから私のように、ボックスカーフの28か32というサイズ、

色はルージュアッシュ、などと限定してしまうと、手に入れることはほぼ不可能。

 

しかし、探してみないことには諦められない。。

私は、勇気を出してエルメスの店員さんに上記の希望を伝え、

在庫があるかどうか聞いたことがあります。

『ボックスカーフ自体が、今はお作りがありません。ボックスカーフにできる上質の素材が現在は手に入らないので。』

即答していただき、撃沈!

 

せっかく理想のバッグを具体的に決めたのに。。

ないと言われても諦めきれなかった私は、

コメ兵などのブランドショップでケリーを探し始めました。

ブランドショップだとケリーを結構たくさん見ることができます。

それでも希望を決めていると、なかなか出会えませんし、

基本、中古品なので、状態がいいものを探すのも難しい。

 

しかし探し始め、憧れ続けて約2年、

何度も諦めかけた私の前に、理想のケリーが現れました!

中古ですが、かなり状態が良く、価格とのバランスも納得できたので、購入。

真贋が気になるのと、お手入れをしたかったので、

エルメスに持ち込み、バッグの『お磨き』を依頼。

無事、美しくなって帰ってきたケリー。

今は週に一度くらい、使用しています。

きちんとした場はもちろん、デニムやスニーカーで外して持ったり。

とにかく買ってよかったです。

 

さ、次はシャネルのマトラッセ黒が目標です!

(切り替え早すぎですね。。。)

そのためにも、貯金しなければ!

 

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【もう探し疲れた!比べ疲れた!】最高のバッグを手に入れる旅を終了させたくて、エルメスのケリーを買った件。その1

ミニマリストになりたい。

用が足りれば、何でもいいというタイプの人。

少数ならなおさらお気に入りを持ちたい人。

私は後者です。

 

洋服は今まで買い続け、失敗や成功を繰り返しているのもあって、

自分の好み、自分が着るもの、がわかっているし、

ただ、数が多すぎる(200着くらい?)ので、

さすがにこれを何とかしない限り、もう買ってはいけないのですが。。

(そう言いつつ、買ってしまうと思いますが)

 

しかし、バッグについては今まであまり真剣に考えてこなかったんです。

だから、その時単純に可愛い!とか欲しい!とか思ったものを買ってきたのですが。

バッグと靴こそ、コーディネートの土台となる重要なアイテム

ということをスタイリスト・大草直子さんの著書で学んでから、自分にとっての理想のバッグ探しが始まりました。

 

もちろん、予算は重要です。

だけど、3万円のまあまあのバッグを3つ持つより、

10万の気に入ったバッグを1つ持ちたい

その方が、お気に入りを持っている心地よさ、選択肢のない心地よさ、

そして頻繁に使うことで、愛着がわき、お手入れしたりして大切にできそうです。

 

でも世の中には洋服に負けず劣らず

色や形、大きさ、素材、さまざまなバッグが溢れすぎていて、

自分のお気に入りを見つけるだけでも大変な作業です。

一時期、仕事が休みの土日に毎回のように百貨店やファッションビルを見て回りましたが、

それでもなかなか選びきれないんですね。

 

服に比べ、バッグは高価。失敗したくない。

そこで、まず買うバッグの条件を考えてみました。

① クラシカルでもシックでもカジュアルでもテイストが合うもの

② 今持っているお気に入りの服に合うもの

③ 長く愛せるもの(飽きないもの、後悔しないもの)

 

①については、これは私が好きな服のテイストを大別するとこのようになるので

(それについては後日)、

そのどれにも合うものだと、バッグの数を少数にできるから、

1個あたりの予算が増え、その分いいものが買えるな、と考えたのです。

②も同様で、とにかく今持っている服に合わせたいから。

私の場合、服の色はほとんど決まっていて、

アイボリー、ベージュ、グレージュ、のような柔らかいニュアンスカラーがいちばん多く、

その他、モノトーン、ボルドー、ネイビー、キャメル、などシックな色合いがあります。

 

今の手持ちはバッグは、

1、プレゼントされたサマンサタバサのレディアゼル(ピンク)

2、クロエのパラティ(濃いグレージュ)

3、サマンサタバサのアゼル(マゼンダ)

4、アンテプリマのイントレッチオ(ゴールド)

5、アンテプリマのスクエアワイヤーバッグ(シルバー)

あれ?

服は200も持っているのに、バッグはこんなに少ない私です。

 

このうち、1のレディアゼル以外、売るか捨てるかしようと思います。

本当は全とっかえしたいくらいなのですが、

1、は誕生日プレゼントとしてもらったのでちょっととっておきたいです。

2、は色が使いやすいけど、なんだかときめきがもうなくなってしまったし、

3、は1と同じサマンサだから、もういらないかな、と思い、

4、はすごく気に入ってるけど、サイズが大きすぎるので買い換えたい

5、も気に入ってるけど、シルバーなどの淡い色はワイヤーバッグはすごくくすむんです。あのキラキラ感がなくなってしまうので、

次アンテプリマ買うならブラックとかそういう濃い色にしたいです。

 

一生モノ、などというモノはない。

地曳いく子さんが著書でおっしゃっていて、深くうなずきました。

あるブランドのバッグ。

すごく素敵に見えて清水ダイブで手にいれたとしても、

次の年にはもう別の流行に変わり、一気に古臭くなっていく。

ただ、シャネルのマトラッセエルメスのケリーなど、

30年以上もある定番といえるモノについては、今後も色褪せることはないだろう、と。

 

マトラッセと、ケリー。

どちらも考えたこともないほど高価。

特に、ケリーは100万越えです。

人は飽きる生き物。

そんな高い買い物して飽きたらどうしよう。

それ以前に、今自分が持っている服にケリーって合うのか!?

そうやってダメ出ししてみるのに、

マトラッセとケリーを手に入れようとどんどん気持ちが膨らんでいくのです。。。

 

続きは、明日!

 

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【お店で見た時は素敵だったのに】買ってきたモノを家で見たら思ってたのとなんか違う件。

お店で見た時は素敵だったのに、帰ってきて包装をといてみると、

何だか違う、何だか違和感、何だか冴えない、という現象。

皆さんもいちどは経験がないでしょうか。

お店にあるからこそ、素敵だった。

自分の家にあると、あんまり素敵では、ない。

新しい素敵な洋服が、生活感のある部屋にひとつ増えたところで、

部屋も、そこにいる自分も変わらないから。

そういうことだよなあ、と今では思います。

 

私が小学生だった頃、『自分の部屋』というものに、激しく憧れていました。

でも現実は、妹と2人部屋で狭い5.5畳。

2段ベッドと机2台が置かれているこの部屋、何とかならないものか。

小学生時代は常にそのことを考えていました。

ちょっとでもオシャレにしたくて、頻繁に模様替えをしました。

もちろん、妹に発言権はありません(笑)

何とか1人の部屋っぽくしたい!2人部屋だけどw

そして日曜日、浜の町アーケードへ繰り出しました。

 

タナカヤ、という布地屋さん。よくそこに通っていました。

他にも手芸店はあったのですが、

タナカヤはブティックを経営しているからか、

扱っている布地のセレクトが断然おしゃれでした。

カントリー調の小花柄から、幾何学模様、無地だけど織が凝っているものやコットンレースなど。

 

特に私が夢中になったのは、多色展開の綿ブロードのシリーズ。

陳列棚に、きれいに並んだ生地のグラデーションが美しい。

この布で、2段べッドにカーテンみたいに仕切りを付けたらどうかな。。。

それから敢えて部屋の真ん中にベッドを移動させれば、それが仕切りになって2部屋みたいになるし!

。。。いま文字に起こすだけで泣けてきますw

お小遣いが月1000円ほど。そんな小学生の健気なDIYです。

悩みに悩んで、やっと選んだのは、藤と桜の中間、

春霞のようなイメージの綿ブロード。

早速、自分の住みかである2段ベッドの上段(上段はお姉ちゃんの特権ですよね)

を囲むようにして、天井に無理やり画鋲で留めた布を垂らしました。

なんか、違う。

すぐにそう思いましたw

カーテンのようになって、個室のような雰囲気にはとりあえず近づいたし、

ちょっと貧乏くさい感じっていうのも、悲しいけど想定内です。

なんか違う、っていうのは、息巻いて買ってきた布そのものについて、でした。

 

お店にあった時には、あんなに綺麗でうっとりできたのに。。

今ここにあるのは、単なる寝ぼけた色合いのピンクの布地。

この違いは一体!?

お店のオシャレなダウンライトと自分の部屋の蛍光灯の発色の違い。

その違いももちろんなのですが、いちばんの違いは、

ここには、あの圧巻のグラデーションがないこと、でした。

 

つまり、私が惹かれていたのは、単体の色ではなくて、

微細なグラデーションだったのです。

だからこそ、どの色にしようか散々悩んだ。

同じピンク系統でも、黄み寄りから青み寄りまで、その並ぶ様が美しかった。

そのうちのどれか一色を持ってきたところで、

当然その美しさは再現できないわけですね。

 

洋服もそうだと思います。

ひとつのショップは、何らかのテイストでその洋服、インテリアをセレクトしている。

同じテイストで集められた服、

それが更に、いちばん美しく見えるように陳列されている。

だからお店の洋服は美しい、欲しくなる。

 

4年ほど前から好きなヨーコチャンというブランド。

コンセプトがはっきりしていて、デザインや色、素材の統一感があります。

ヨーコチャンのブティックは、だからすごく素敵です。

シンプルだけどエッジが効いたデザインに、上質な素材。

そんな厳選された数点が、ラックにかかっている。

なんだかミニマリストのクローゼットを彷彿とさせます。

 

ヨーコチャンのお洋服、今、5着ほど持っているのですが、

集めて並べると、そこだけキリッとモードな空気が漂います。

雑誌のコーデでよく見るような、置き画、みたいな感じに。

あくまでその部分しか見ないようにした場合、ですね。

油断すると汚部屋が視界に入ってきて、モードもクソもない感じになりますが。。

 

テイストを統一する、同じブランドで固める。

そうすることが、手っ取り早く、モノを生かす方法です。

だから、洋服を買うときは、目指すテイストから外れていないか?

を考えるようになりました。

でも、いろんなテイストが好きな場合は!?

その件は、また別の機会にお話ししたいと思います。

 

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ミニマリストへの憧れを駆り立てる、”空間”それにまつわる原風景

時間に追われたくない、綺麗な部屋で暮らしたい、人生をリセットしたい。

ミニマリストを目指す理由やきっかけは様々だと思います。

私の場合、そのどれもが該当すると思いますが。

でも、よく考えてみると、ミニマリスト、という言葉を知らなかった頃から、

それこそ、小学生の頃から、私には憧れがありました。

 

実家は長崎市で、父、母、妹、弟を合わせた5人家族。

父は広告マンで、深夜2時に帰ってくることもザラ。

私が学校に行く朝には寝ていて、私が寝た後に帰宅します。

そんなすれ違いの生活でも、

休みが取れると、いろんなところに連れて行ってくれました。

 

海や山もいいのですが、私をいちばん高揚させたのが、”街”

長崎で”街”と言えば、浜の町アーケードです。

自宅から徒歩10分、とても近い場所でしたが、

煌びやかで、何もかもが手に入る、買い物を楽しむ人々で賑わう場所でした。

いわゆるバブル時代です。

 

父は華やかでオシャレなことやブランドが大好きな人でした。

女性ファッションにも興味があって、母は父の着せ替え人形のようだったと言います。

夕方5時頃、父が、出かけるぞ、と言うと、みんなそそくさと支度をして家を出ました。

 

私は、襟に少しだけチュールレースをあしらった白に近い生成りのブラウスに、

濃紺やエンジ色の別珍のジャンパースカートを合わせ、

足元は膝丈の編み上げ靴下に、艶やかなブラウンの、少しだけヒールのあるベルト付のフラットシューズ。

髪は耳上の髪だけを、左右の高い位置にそれぞれ黒や白のオーガンジーのリボンで結わって、前髪と後髪はまっすぐに下ろす。

 

家族でウィンドウショッピングの後は、父の行きつけや、仕事関係の知り合いの店で食事をして帰るのが定番。

アーケードを歩いていると、同じような家族連れ、同じ年頃の女の子とも出会います。

目が合って、すれ違うその瞬間。

襟足のあたりから、スッと満足感が立ち上ってくる、あの何とも言えない感覚。

彼女も同じような感覚なのだ、と少女である私は知っていました。

子供ながらに感じた、富裕感。いったい何だったのでしょう??

 

重厚でリッチな質感の絨毯が敷き詰められた昔ながらのブティック。

シックでモダンなインテリアのファッションビル。

そして当時流行だった無印良品の無機質でクールなインテリア。

どれも子供が興味を持つようなお店ではないのに、

その頃から私はそんな”空間”に非常に惹かれていました。

どれも共通して言えるのは、必要最低限のものしかないこと。

とてもすっきりとしていて、そこにいるだけで、その非日常にワクワクし、充足感を感じる。

贅沢な空間作りが、モノを素敵に見せる。

そのことを、お店はよく知っているんですね。

 

特に、ブティックの陳列棚、そして階段や踊り場を見ているのが好きでした。

ガラス張りの陳列棚に、綺麗に畳まれた華奢なカットソーやシルクのブラウスが、

少量、等間隔に並べられている様といったら!!

皆さんも見たことがありますよね?

すごーく広い棚に、ちょこん、と置かれた素敵なあれです!

 

少量のモノ、というだけでリッチな感じがするのに、

その贅沢な空間の使い方にうっとりして、ため息です。

そして、階段は大理石で、広々と、靴の音を響かせる。

踊り場に出ると、アンティークのソファと猫足の丸テーブル、

そして置かれているのはインセンスだけ。

 

洋服を置けるだけ置いてしまえば、途端に家庭的な、

悪く言えば貧乏くさい雰囲気になってしまいます。

”空間”こそが大事。”空間”こそが、モノを引き立ててくれる。

そして何もない心地よさは、理屈抜きで感覚に訴えかけてきます。

 

このような”空間”の贅沢に憧れ始めたのが、小学生の頃だったと思います。

海や山ではない、家から10分の”街”

そこに私の憧れる非日常がありました。

ミニマリストへの憧れを強くした、私の原風景です。

 

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【人生がときめく片付けの魔法】なぜ私は片付けたいのか?

もはや、ミニマリストに興味のない一般の人でも知らない人はいないこの本。

何と言ってもいちばんの特徴は、

今までになかった判断基準、”ときめき”でした。

それゆえ、アマゾンレビューを読んでみると、

この”ときめき”という感覚に共感できるか否かでこの本の評価が分かれているようです。

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これを読んで目からウロコが落ちた!と

一気に片付け祭りを実行、ときめく部屋を手に入れた人もいれば、

ときめきって何?モノにときめくという感覚がわからないから、

結局1年間のうち1度も使っていなければ捨てるなど、

ありふれているけど、誰もが判断可能な基準で無難に片付けた方が手っ取り早い、という人もいます。

 

私はというと、どちらかというと後者に近い感覚です。

洋服はもともと愛しているので”ときめく”というのがわかるのですが、

その他のもの、

例えばキッチン用品や文房具、アクセサリー、日用品諸々については

まったくときめく感覚はわかりません。

 

そう思った人が結構多かった影響か、第二弾に出された本では、

明らかに必要なものについても”ときめき”と判断する、

というようなことが書いてありました。

(今手元にないので正確じゃない書き方になっていて申し訳ないです)

それはちょっと強引かなあ、と思いますね。

多分、無条件にときめくもの、と

ある一定以上の使用頻度のもの、

の2種類は残す、と言ってくれた方が納得感があると思います。

全てを、無理やり”ときめき”に持っていかなくってもな、と。

 

しかし私が言いたいのは、そんなことではないです!

この本の本当の凄さは、世間で注目されている”ときめき”の部分ではないと勝手に理解しています。

私がすごく影響を受けた部分、

この2点のことを知ることができたということだけでも、

充分元は取れたな、と思うぐらい。

 

①場所別ではなく、モノ別に取捨選択を行うこと

みんな知ってそうで知らない、やってそうでやってなかったことだと思います。

今でこそ断捨離本、ミニマリスト本は溢れかえっているので、

同じことを言っている本が他にもあるのかもしれませんが、

この本が出た当時までで、

この部分に言及していた本はなかったのではないでしょうか。

部屋を片付ける、となると、確かに1つの部屋の中で片付けがちですが、

服なら服、本なら本、と同じ用途のモノを全て集めた方が、

取捨選択の効率が良く、何より、正確なモノ選びができます。

難しいことではないのですが、この部分は本当に画期的だったと思います。

 

②モノを捨てる前に、理想の暮らしを考えること、

そして、なぜそんな暮らしがしたいのか考えること。

これです。

この部分(P55に載っていますので是非読んでください)

もう本当に、これこそ片付け、断捨離、ミニマリスト

もっというと、あらゆる行動の原点に触れている!

そういう部分だと思います。

 

私の場合、

とにかく床に何も置いていない、

家具も少ない、ブラウン、白を基調とした部屋で暮らしたい。

そう考えたら、『なぜそんな暮らしがしたいのか?』

を最低3回以上突き詰めていきます。

『掃除をしやすくしたいから、落ち着くインテリアにしたいから』

『なぜそうしたいのか?』

『毎日掃除した清潔な空間でリラックスしながらストレッチをしたいから』

『なぜそうしたいのか?』

『きちんとした生活の中で、健康で美しい身体が欲しいから』

『なぜそうしたいのか』

『自分を大切にしたい、幸せになりたいから』

 

こんまりさんによると、

『結局、モノを捨てることも、持つことも、自分が幸せになるためにすること』

さらっと書かれていますが、ここがこの本のいちばんのポイントだと

個人的に決定させてもらいます!

文字にすると簡単ですけど、

この部分が腹に落ちると、捨てる作業は格段に早くなります。

そして常に、自分の理想の生活とは何か、を考えながら残すものを選ぶことで、

ついつい、もったいないから、思い出の品だから、レアだから、などなど

捨て作業の邪魔になる感情の傾きを、すぐ軌道修正することができます。

”ときめき”という判断基準ははっきり言っていらないくらい、ここが重要です!

 

私も本当にモノを捨てられないタイプです。

明らかに必要ないのに捨てられないときは、

何のために、片付けをしたいのか? と何度でも同じ問いを繰り返します。

過去ではなく今からの未来、どうなりたいのか?

その実現に近づけるために、これは必要なのか不要なのか、

または、あってはいけないものなのか。

理想とする暮らしと、ここにモノがあることと、どっちが大事?

そう自分で問いかけると、捨てることができました。

今まで捨てられなかった、新品だけど放置しすぎてカビたブーツや、本、入らなくなったブランドの服も。

だって、清潔な部屋で健康になりたいから。

 

モノ達に申し訳ないことした。今後はそうならないように、

買う時は、そのモノの一生を引き受ける覚悟が自分にあるかどうか考えよう。

そう思っています。

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買い物依存症は、他のことに依存すると治る場合がある。

前回の続きです。

 

『普通の人と同じような感覚で服を買う生活』で1年近く過ごした方法。

それは、貯金です。

 

ブログ開始の日にちらっと触れましたが、

一時期特許事務所に勤めていたことがあります。

大学を出た後フラフラして、なんか技術を身につけねばと都立の職業訓練校に通い、

卒業した後、特許技術士として就職が決まりました。

もともと理系でない上に、内視鏡やデジカメの特許申請明細書を書くなんて

その業界の経験もないのによく面接に受かったなあと不思議なくらいだったので、

一年未満で解雇されてショックでしたが、納得でした(笑)

 

しかし、ここで得たのは、解雇されるという嬉しくない経験以外にもありました。

正しい消費行動と貯金、です。

なぜそれができたかというと、まあ、就職をきっかけにちゃんと生活したい、

もうカードの支払いに追われるのは嫌だし、貯金もしてみたいから、

節約ゲームだと思って、真面目な生活してみようかな、と思ったからです。

 

具体的にやったことは、

① 毎月お給料日に、自分で貯金用の別口座に8万円を振り替え、毎月増えていく通帳の残高を見てモチベーションを上げる

② 服は毎月2万円以内、食費やその他も具体的に金額を決め、その範囲内で買う

この2つです。

やっていることは本当に単純で地味ですし、

毎月10万以上洋服を買っていた自分が、突然2万に抑えられるかな、と

はじめは思ったのですが、できました。

それは、ただ被服費を2万に抑えただけでなく、同時に貯金していたからです。

 

やってみると分かりますが、貯金って、すごく依存性が強いのです。

毎月、〇万貯金するぞ!と決めて、

その最初の1回が口座に振り込まれると、次の月も絶対貯金できます。

できればその都度通帳記入して、貯まった金額を目視すると効果倍増です。

 

この時の私は、この残高を守りたい、

いや、計画通り順調に増やしていきたい、そう思うようになっていて、

そのためなら服に使えるのが2万でも我慢できました。

この頃、ユーズドミックスや原宿系、ノンノ、ミーナ、のようなカジュアルファッション(既に対象年齢は過ぎていましたが。。)が好きだったため、

ワンコーデなら2万以内で収めるのも難しくありませんでした。

雑誌を一通り読んでお店に行き、その時の自分のいちばん欲しいコーデを買いました。

 

いちばん欲しいコーデを、予算内で買う。

これってすごーく、普通の人の消費行動、じゃないですか?!

それまで毎月10万近く買っていた時は、

目に付いた欲しいものをあまり考えもせず即決して、

後から、ちょっと気に入らない部分があって、それでまた別のもっといい服を探しに行ったり、という買い物依存症ど真ん中だったんですが。

 

普通の消費行動、それを可能にしたのは、まさしく貯金のおかげ。

そう、この時の私は依存の対象が買い物から貯金に変化していたんですね。

だから、やっぱり、いくら消費行動が普通だったとしても、

やっぱり、ちょっと、普通、とは言い難いし、

何かに強く依存している時点で、それの対象が貯金であっても、精神的にはヤバイ人だったと思います。

 

この貯金依存、特許事務所を解雇され失業したことにより、終了しました(笑)

失業してたら、貯金、できませんから。

それとこの時、失業保険がもらえて、

しかも解雇になった月のボーナスもラッキーなことにもらえて、

総額100万以上貯まったことで、何だか目標達成したみたいな錯覚に陥り、

貯金への意欲がなくなったことも一因です。

 

このことで、私って、常に何かに依存しているなあ、とそう思いました。

貯金の前は、買い物、買い物の前は、親友のAちゃん。

じゃあ、その前は何に依存していたんだろう?

考えると、健全だったと思っていた高校時代や中学時代は、

それぞれ、大学受験、高校受験に依存していたんだな、と

今書きながら納得しました。

とにかく、何か夢中になれる人や物事、

それに依存して私は生きてきたみたいです。

 

依存って、必ずしも悪いことではないけど、

やっぱりニュートラルな感じが理想ですよね。

何にも影響されないのは不可能だけど、

少なくとも自分で舵を取る、というような。

 

結論。

買い物依存も貯金依存も、依存というヤバさは一緒。

ただし現実の結果として、カード地獄に落ちるか、銀行の残高が増えるか、

どっちか選べと言われたら誰でも即答ですよね。

というわけで、買い物依存症の人、

何かに依存するなら貯金依存が激しくおすすめです!

 

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買い物依存症だけど、買い物をやめる方法。

これは私の体験です。

なので、万人共通の方法というわけではないですし、

そんなこと知ってるよ、試したよ、という人もいると思いますが、

私が

① 洋服を1年近く買わなかった方法

それとは別に、

② 『普通の人と同じような感覚で服を買う生活』で1年近く過ごした方法

このふたつを書いてみますね。

 

まず①ですが、これは本当に意外なくらい簡単でした。

やったことは、主に3つです。

1、雑誌を見ない

2、ネットを見ない

3、店に行かない

これだけで、物欲が-90%(自分比)にまず減ります。

要するに、服に関するあらゆる情報を断つということです。

 

私の場合、

雑誌を見れば、モデルの〇〇ちゃんが着てる服が欲しい、

ネットを見れば、インスタやブログでリア充がドヤってる服が欲しい、

ブランドのツイッターでは新作入荷のお知らせのたびその服が欲しい、

店に行けば、ショップ店員さんとの会話も楽しく乗せられているうちにどんどん買いたくなるし、店員さんのコーデが可愛く、お揃いの服が欲しい、、

こういう服欲の沼にはまり込んでしまうのです。

 

でも、ふと気づいたんですね。

テレビもネットも雑誌も見ないでゴロゴロ引きこもって過ごしていたある日、

なんか今日は服のこと、考えていないな、って。

それで、考えてみると、今までも、自分でこういう服が欲しいから買いに行こう、と自発的に思って買いに行ってないな、って。

結局、消費行動を煽る情報に踊らされて、店にとっていいカモになっていただけなんですね。

 

それで、ちょっと実験してみたのです。

とりあえず一週間、情報、主にインスタとブログを見るのをやめて(アプリを削除し、ブクマも外しました)、雑誌も読まないでみようと。

最初は、すぐ挫折するんじゃないかな、と考えていました。

だって、毎日何回となくインスタもブログもチェックしていたし、ブランドの通販サイトで新作のチェックもしていたので。

そんな私が、すっぱりネットを見るのをやめられるのか??

アプリ削除したけど、すぐまたダウンロードしちゃうんじゃないかな。。

 

でもですね、驚くことに、本当にすっぱりやめれました。

アプリ削除して、ブクマも外すと、なんだかスーッと憑き物が落ちたみたいでした。

アプリの再ダウンロードも、もちろんしませんでした。

これは、ある程度、自分で自分に嫌気がさしていたからかもしれません。

この頃、毎月10万近くカード決済していたので、お給料が入ればそのままカードの支払いに消えていく自転車操業でした。

それがもう、本当に馬鹿みたいだな、って自分でも辛いし情けないし、

こんなことするためにここにいるんじゃない、って

まだ創作への希望を持っていて、だからこそ、本当に自分を変えたいと思っていて。

 

大学時代の先輩で、すごい倹約家の人がいたんですが、

その人のことを思い出しました。

彼女は、イタリアに語学留学したり、帰国すると、短期の仕事をして、また海外旅行に行ったり、と、いわゆる普通のOLさんとは違っていました。

そんな調子なので、同じ年の人が10年働いていた期間、4年くらしか働いていなかったのですが、その4年で1000万貯めていました。

 

彼女の名言は、個人的には2つ。

『昨日食べたチルドの餃子の残りが4つあるから、今日は飲み会行けない。』

『市場(しじょう)に出なければ欲しくならない。ないのと一緒だよ。』

 

最初の名言は、本当に私にとっては衝撃的な発言でしたw

だって、残り物の、それもチルドのお惣菜があるから、飲み会に行けない、って

普通そんな風に考えます??

私に言わせれば、そんなチルドの餃子なんてどうでもいいし、

仮に、捨てるのがもったいないなら家に帰ってから4つくらい食べれるでしょ、

って思うのですが。

でもそれは違うんですね、

彼女は自分を大切にする、人に流されず、自分のペースを守る、

ということをよく知っている人です。

彼女としては、『夕食として餃子4つがあるから、それ以外の食事は必要ではない、そこにお金を払う必要はない』ということなんですね。

飲み会=夕食っていう発想も、彼女らしいな、と思います。

 

そして何より、彼女は賢いなあ、と思ったのが、

『市場に出なければ欲しくならない。ないのと一緒だよ。』という発言。

本当に、そうなんですよね。

知らなければ、ないことと同じです。

 

この方法で、私は1年間服を全く買いませんでした。

でも今は服を買っています。

単純に、情報遮断を解こうと思って意図的に解いたからなのですが。

一度、服欲がない1年を体験したことで、それは結構簡単なんだ、ってわかったので、

もう一度やろうと思えばできるな、くらいの感覚で情報解禁しました。

ああ、そういう思い上がりがダメなんですねw

だから、今も買い物依存は治っていないです。

 

また長くなりました。

この調子だと、いつになったらミニマリストの話ができるのか。。

まず、

② 『普通の人と同じような感覚で服を買う生活』で1年近く過ごした方法

をまだ書いていませんので、それを次回のお話にしたいと思います。

 

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