柴又の駅を降りると
真っ先に目に入りました。
昭和のかほり。
このパケ目当てで
買って行く方が多いとか。
そして早速、お目当ての帝釈天です。
2月に目の前まで来たのに
入らないで帰ってきた所へ
足を踏み入れます。
間近で観ると迫力があります。
それでいて、
繊細で緻密で、
細部までとても丁寧な印象。
古い木特有の
何とも言えない心地よい香りです。
渡り廊下を巡る回遊式です。
途中、休息スペースには
煎茶、ほうじ茶、玄米茶、烏龍茶
それぞれ温冷、計8種、
無料サーバーがあります。
お茶のみの充実っぷりにビックリです。
お庭は外に出て歩き回るのも
いいのですが、
こうして室内から
家屋の陰影を感じながら眺めるのは
また別格ですね。
京都の額縁庭園を思い出しました。
こういう天井に映る水の輪。
ずーっと見ていたくなります。
一通りまわって、でも、
もう少しこの雰囲気の中にいたくて
休息所にふたたび戻り
もう一度お茶をいただきながら
庭園を眺めてから
帝釈天を後にしました。
帰りにはもちろん
寅さんゆかりの地
柴又商店街で
スイーツを!
前回は泣く泣く通り過ぎたのです。
巨大なお餅の塊から
おばちゃんが
ピンポン玉大に引きちぎって
丸めてくれる草餅。
ホカホカ湯気の香りに
誘われたら抗えません。
おばちゃんは、素手です。
衛生観念?
これが、ここのやり方だよ。
そんなかんじ。
私そういうの好きです(笑)
昔から
古書店とラーメン屋は
主人のルールに客が従うものと
相場が決まっていますが
やはり昭和を感じます。
粒あんと黄な粉があり、
粒あんを選びました。
持ち帰り用は
このようなお餅の上に
一枚ビニールが敷いてあり
その上に餡がべったり
乗っかっています。
ビニールを剥がすと
あんも剥がれます。
久しぶりの贅沢な一日でした。